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[FIAT×MIJP Vol.14]新しい創作やカルチャーを次々と生み出す京都の竹工芸

独特の風情が旅心を誘い、好奇心をくすぐる魅惑の都、京都。その古都の衣食住にやさしく、時にダイナミックに寄り添ってきたのが「竹」。今回は、京都の文化に深く根ざした「竹」をめぐる旅に赴きます。
 
※記事の最後に読者プレゼントのお知らせがあります!

 
 

成長の早い竹を使ったモノづくり

竹は成長が早く、1日に1メール以上も伸びるものもあるといわれます。その成長の早さや加工のしやすさ、耐久性の高さから、竹はうちわや籠、竿といった生活雑貨から、壁面や垣根、雨どいなどの建築材料、そして食材まで、さまざまな使われ方をしてきました。

 

成長の早い竹。『かぐや姫』の物語で竹から生まれた女の子が3ヶ月で大人になったのも、竹の成長の早さになぞらえたようです。

 

山々に囲まれた京都では、寒暖の差が大きいことから良質な竹が育ち、竹は人々とさまざまな関わりを持ってきました。また、プラスチック製品が溢れかえった現代社会で、出番が減った竹を見直す活動や、放置竹林対策に対する関心も高く、竹の利活用の取り組みが盛んに行われています。今回、フィアットのコラボレーションのパートナーである高野竹工株式会社(以下、高野竹工)も、そうした背景のもと、良質な「京都の竹」を用いたモノづくりに取り組んでいる企業のひとつ。

 

高野竹工では、竹のみならず、木の加工や漆塗りを行うチームと合同でモノづくりの幅を広げ、茶道具をはじめ、日用品のさまざまなモノを製作しています。

 

高野竹工でモノづくりと並行して、企画や他業種との連携にも力を入れている営業の西田 隼人さんは次のように話してくれました。

 

「高野竹工では、私が入社した15年前の時点ですでに寺社仏閣の古材を使い、それを茶道具に変えるリサイクルプロジェクトを行っていました。通常は燃やされてしまうものに命を吹き込み、新たなモノを生み出す。その取り組みに感動したのを覚えています。現在は循環型のモノづくりをコンセプトに、さまざまな業種の方々と連携しながら、竹をどこまで生かして使えるか。笹の葉まで含め、素材を捨てることなくいかに有効活用できるかという取り組みに励んでいます」

 

成長の早さから放っておくと増えすぎてしまう竹。高野竹工では企業や団体からも依頼を受け、保有地の竹林管理を行うとともに、竹の有効活用に取り組んでいます。写真右が高野竹工の西田 隼人さん。左はFCAジャパン マーケティング本部長ティツィアナ・アランプレセ。

 

人と人、その心とモノのつながり

今回のフィアットと高野竹工とのコラボ竹箸も、循環型のモノづくりの発想と、異業種との連携を最大限に発揮したもの。箸は京都銘竹の白竹を使い、箸入れは1200年の歴史を持つお寺、柳谷観音 立願山楊谷寺(以下、柳谷観音)から提供いただいた桐の古材を使用。その古材は、柳谷観音で江戸時代から使われてきたというお軸の入れ物に使われていたもの。その参拝者の感謝の念が詰まった貴重な木材を箸箱の材料として使わせていただきました。

 

箸入れの材料となった古材は、歴史を重ねたものというだけでなく、5月と9月の17日に行う法要の行事「大般若転読絵」で使用されるお軸が入っていたもの。江戸時代に作られたというそのお軸が修繕を受け、箱も新調されることになったのを機にご提供くださいました。

 

柳谷観音・執事の日下 恵さんは、今回のプロジェクトに次のような期待を寄せています。
「お軸の箱として使われていた古材は、お寺の歴史と歩みを共にしてきた貴重なものです。私たちは常々、お寺というのは人々の生活に近しい存在・場所としてありたいと思っており、そこで古材を箸箱という身近なものに使ってもらうことで、日本の文化や宗教に今一度目を向けていただく。そのようなきっかけになればと思っております」

 

完成した竹箸と箸箱。拭き漆が施された箸箱は、FIATのロゴと柳谷観音の紋の“下がり藤”が施され、上質な印象を醸しています。

 

伝統的でありながらモダンさも秘めた竹の箸と、味わい深い古材による箸箱。その見事なマッチングは、京都の洗練された風情とも重なります。また竹を使ったモノづくりは、京都の循環型社会に向けた取り組みの縮図でもあります。自然との調和と地域活性、そして伝統の継承。この箸と箸箱には、さまざまな人の夢や希望が詰まっているのです。

 

約1200年の歴史を持ち、京都・西山三山のひとつに数えられる柳谷観音(正式名称は柳谷観音 立願山楊谷寺)。観音様(十一面千手千眼観世音菩薩)は、千の手のひとつひとつに眼を持つとされ、古来より眼病に悩む人々から厚く信仰されてきました。また、眼(がん)という言葉にかけてがん封じのご祈祷や、さまざまな病気の治癒に効くとされる霊水「独鈷水(おこうずい)」をいただきに、全国から参拝者が訪れます。

SHOP DATA

名称 柳谷観音 立願山楊谷寺
住所 京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
電話番号 075-956-0017
開門時間 9:00~17:00 最終入門 16:30
入場料 無料
Webサイト https://yanagidani.jp/

 

立ち寄りスポット満載のドライブウェイ「嵐山-高雄パークウェイ」

 

京都南ICからクルマで約30分。京都の景勝地 嵐山と、自然豊かな高雄を結ぶ全長10.7kmのドライブコース「嵐山-高雄パークウェイ」。所どころにある見晴台に立ち寄りながらドライブを楽しめるほか、遊戯施設が充実しているのも特徴。愛犬と遊べるドッグランやサイクルモノレールなどがある遊園地、さらにはフィッシングエリアやフラワーパークなど、子どもから大人まで1日たっぷり楽しめます。各施設には駐車場が完備されているので、各スポットを巡りながらゆったりとドライブを楽しめます。

 

左上:京都洛西の街並みを一望できる展望スポット。
右上:嵐山-高雄パークウェイの山道をキビキビ走るフィアット500。
左下:2018年3月にリニューアルしたばかりの小倉山展望台はカフェも併設。
右下:サイクルモノレールやトランポリンが楽しめる観空台遊園地。

SHOP DATA

名称 嵐山-高雄パークウェイ
住所 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町8(嵐山・清滝口ゲート)
電話番号 075-871-1221
営業時間 4-10月:8:00-19:00/11月:8:00-21:00/12-3月:9:00-18:00
休館日 年中無休
通行料 1180円(乗用車)
Webサイト http://www.parkway-hankyu.com/

 

食事の後に残る“後味”に惚れ、毎年訪れるリピーターも。タケノコ料理「うお嘉」

うお嘉の小松 嘉展さんと若女将のおもてなし(左)。お食事は個室でゆったり召し上がれます。

 

京都のタケノコ料理の老舗「うお嘉」。朝採りのタケノコを、極上のだしを使って調理。タケノコ本来の繊細な味わいを引き出したお料理を楽しめます。お料理を出してくださった小松 嘉展さんによれば、薄味ながらも出汁の効いた味わいがお店の自慢。ぜんぶ召し上がった後に、また食べたいと思う“後味”を大切にしているのだとか。朝採りのタケノコ料理が味わえるのは春期のみ。それ以外の季節は名残のタケノコ料理のほか、夏季ならハモ料理という具合に、タケノコ料理で培われた、繊細な味わいの四季の味弁当をいただけます。幕の内スタイルのお弁当は、平日のお昼なら予約なしでもOK。京都の旬の味を気軽に味わえる逸品です。

 

左上:春限定のタケノコ弁当。膳の左上は焚き合わせ。タケノコをメインに食材ごとに別に炊き、お皿の上で合わせたこだわりの一皿。右上はタケノコのお造り。生でも食べられる新鮮な朝採れのタケノコを、湯がくことでさらに糖度がアップ。柔らかい噛み応えは京都の軟化式栽培ならではのもの。左下はタケノコの味噌田楽とだし巻き、マスの焼き物と赤こんにゃく。右下はタケノコの木の芽和え。タケノコの株の下の硬い部分をサイコロ状に切って、味噌とあえた京都独特の味。タケノコ弁当は、揚げ物(天ぷら)、ご飯、汁、小鉢付きで5,000円(タケノコ弁当は平日昼限定)。
右上:タケノコ弁当に付いてくる揚げ物(タケノコと海老のはさみ揚げ、タケノコあられ揚げ、春の山菜)やタケノコご飯、汁、小鉢。
左下:タケノコが採れない季節は、京都の旬の食材で作った季節の味弁当を。夏場のお造りのメインはハモ料理。梅肉でいただきます。マグロとタイはわさびで。このほか炊き合わせ、取肴、酢の物(この日は鯖ととり貝とヒラメの身を昆布で巻いたもの)、ご飯、吸物、香の物も付いて、価格は全6品で4,000円、揚げ物付きの7品で5,000円。
右下:うお嘉の庭園。個室から涼しい眺めを楽しみながらゆったりとお料理をいただきます。

SHOP DATA

名称 うお嘉
住所 京都市西京区大原野上里北ノ町1262
電話番号 075-331-0029
営業時間 11:30-22:00(入店は20:00まで/夜は予約のみ)
定休日 月~木曜日の間で不定休
Webサイト http://www.kyoto-uoka.co.jp/

 

100種類以上の竹に囲まれながら竹林浴を「京都市洛西竹林公園」

 

世界に約1200種あるという竹。そんな竹やタケノコに興味を持ったなら、京都ドライブのついでに立ち寄りたいのが京都市の洛西竹林公園。この竹の公園には、約110種類の竹類が植栽され、さまざまな竹が見られるほか、資料館も建てられています。展示室では、あのエジソンが1882年に実験に成功した京都のマダケをフィラメントに使用した電球(復元品)の展示も。竹に関するさまざまな知識を蓄えることができます。

 

洛西竹林公園は、優良な竹の主産地である京都・洛西に位置する回遊式の庭園。さまざまな種類の竹を鑑賞できる小径を歩きながら、竹林浴を楽しめます。また「竹の資料館」には、京都府指定の伝統工芸品の京銘竹や、竹の生態を紹介するパネル、エジソンの竹のフィラメントを用いた電球(復元品)などが展示され、竹について深く知ることができます。

SHOP DATA

名称 京都市洛西竹林公園
住所 京都府京都市西京区大枝北福西町2-300-3
電話番号 075-331-3821
開園時間 9:00~17:00 入園は16:00まで
休園日 水曜日と12月29日-1月3日
入園料 無料
Webサイト http://www.rakusai-nt.com/tikurin/index.html

 

イタリアンなカーライフを全力でサポート! フィアット京都

 

京都市右京区に店舗を構えるフィアット京都。京都は地域柄、クルマを複数所有される方も多く、「500」は特に奥さまに人気だそうです。ショールームに訪れたときには、デビューしたばかりの限定車「500 Super Pop Chocomoo Edition(スーパー ポップ チョコムー エディション)」や「500 Anniversario(アニベルサリオ)」が展示されていました。500 Super Pop Chocomoo Editionは家族連れのお嬢さまからの関心が高いそう。いっぽうの限定色を採用した500 Anniversarioは、既存のオーナーさまからの乗り替え需要もあるそうです。イタリア好きのスタッフの皆さんは明るく元気で、ショールームはアットホームな雰囲気。ぜひ気軽に訪れてみて。

 

フィアット京都の外観(左)。店舗には最新モデルを展示、試乗も可能です(右)。右のモデルが「500 Anniversario」、左の白いモデルは「500 Super Pop Chocomoo Edition」。

SHOP DATA

名称 フィアット京都
住所 京都市右京区西院西溝崎町15番地
電話番号 075-325-1500
開店時間 10:00-18:00
定休日 水曜日
Webサイト http://kyoto.fgaj-dealer.jp/fiat/

 

読者プレゼントのお知らせ

今回、製作したフィアットと高野竹工、柳谷観音によるコラボ竹箸&箸箱のセットを、抽選で10名さまにプレゼントいたします。ご希望の方は以下の応募フォームよりお申込みください。

応募フォームはこちら
応募締切:8月31日(金)