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[FIAT×MIJP Vol.08] 有松絞り、400年の歴史と新たな挑戦

フィアットとNPO法人メイド・イン・ジャパン・プロジェクト(MIJP)は、新たに愛知県の有松絞りとコラボし、フィアット×有松絞りオリジナルストールを企画。400年以上の歴史を持つ有松絞りの伝統と、新たな挑戦が融合した逸品が完成しました。

 

名古屋市の町並み保存指定第一号に指定された有松

日本建築の美しさを今に伝え、名古屋市の町並み保存指定第一号に指定された有松。この地で歴史的に重要な意味を持つ、有松山車会館と有松・鳴海絞会館の2つの会場を舞台に、「FIAT×MIJP カルチャークロスオーバー in 名古屋」を開催しました。

 

伝統工芸品を継承する方々とのモノづくりや、「クオーレ(心)」の交流を通じて、日本とイタリアをつなぐことを目指すフィアットの取り組み「FIAT×MIJP カルチャークロスオーバー」。今回は、400年以上の歴史を持つ有松絞り(有松・鳴海絞り)とのコラボレーションをご紹介します。

 

有松絞りとは、愛知県名古屋市・有松に伝わる“絞り染め”の染色技法を用いた製品の総称です。絞り染めとは、染色をする際、生地を折ったり、絞ったりして染料に浸す技法。そうすると生地の圧力の掛かった部分には染料が染み込まず、色が付く部分と付かない部分に分かれます。この原理を用いて塗り分けを行います。絵柄の可能性は無限。有松ではこの技法を用いて、手ぬぐいや浴衣、衣服や小物などさまざまな製品を手掛けています。

 

フィアット×有松絞りのコラボレーションストール

完成したフィアット×有松絞りのコラボレーションストール。かつてフィアットロゴに用いられた青色をモチーフに、400年の歴史を持つ有松絞りの伝統技法が生かされました。

 

フィアットとNPO法人メイド・イン・ジャパン・プロジェクトは今回、有松の方々とコラボレーションし、オリジナルストールを企画・制作。絞り職人の山上正晃さんに、フィアット×有松絞りのコラボレーションストールをして制作いただきました。完成した2つのストールのうち、ヘリンボーン調の柄の方は、畳縫い絞りという技法を用いて制作されたもの。もうひとつの線がカーブした柄は、鎧段帽子絞りと呼ばれます。どちらも400年の歴史を持つ有松絞りの伝統技法です。

 

畳縫い絞りと鎧段帽子絞り

左が畳縫い絞り、右は鎧段帽子絞り。いずれも有松に古くから伝わる伝統技法です。

 

素材については、有松がこれまで主に扱ってきた綿ではなく、ウールを取り入れたのが特徴。これは有松が進めている最新の取り組みを反映したもので、絞り技法を施した後に弱縮絨をすることで、独特の風合いを出しています。こうして、伝統を守りながら、新たな挑戦にも踏み出した「フィアット×有松絞り コラボレーションストール」が完成しました。

 

「クオーレ(心)」をテーマに開催したトークイベントの模様と有松絞りの染色技法による「500(チンクエチェント)」の手ぬぐいづくり

日本とイタリアのモノづくりに共通する「クオーレ(心)」をテーマにトークイベントを実施(写真左)。右からKitamura Japan代表取締役社長 北村圭介さん、山上商店 代表取締役 山上正晃さん、FCAジャパン マーケティング本部長 ティツィアナ アランプレセ。ワークショップ(写真右)では、有松絞りの染色技法による「500(チンクエチェント)」の手ぬぐいづくりに挑戦しました。子供たちは、クルマに自分の好きな色を塗っていく感覚で、染色を楽しんでいる様子でした。

 

さらに日本とイタリアのモノ作りやフィアットと有松のコラボレーションについて紹介するトークショーや、有松絞りの染色を来場者に体験してもらう「500(チンクエチェント)」の手ぬぐい作りワークショップを実施し、参加者からたくさんの笑顔をいただきました。

 

 

コラボレーションストールや「FIAT×MIJP カルチャークロスオーバー in 名古屋」の模様は、以下の動画で見ることができます。ぜひ、ご覧ください。