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冬のドライブを楽しくする〜スタッドレスタイヤのススメ

FIATは冬が大好き

 

予想では平年並みと言われている2018年の冬ですが、昨年の秋からのラニーニャ現象のせいか、いつもより寒くなる予感が…。

さて、冬といえばドライブの季節。澄んだ空気で遠くまで景色が美しく、夜ともなれば美しい星空を存分に楽しむこともできます。なにより温泉や冬の海など楽しみは尽きません。

 

 

イタリアはトリノ生まれのFIATは、何を隠そう北国生まれ。雪や氷に慣れた北海道の女性はハイヒールのままでも凍った歩道で小走りできるそうですが、同様に寒い地域での安全快適な走りも、FIATの伝統的な特技のひとつ。

夏は海、冬は山でスノースポーツというのがイタリアのお決まり。
つまり、イタリアの国民車であるFIATは代々冬を得意としています。

 

2016年のイタリア本国での500X冬のキャラバンイベント#CASA500。「冬の500Xと500キャンパーで冬のクールをもっと楽しく!」というテーマで、全国を行脚。いかにもFIATな楽しさが溢れるキャンペーン。

 

さて、冬のドライブといえば、一昔前なら「雪が降ったらタイヤチェーンを巻けばいいじゃないか!」というのがある種の常識でした。しかし、FIATのみに限った話ではなく、今どきのクルマというのは純正タイヤ&ホイールではタイヤチェーン(金属、樹脂問わず)装着が不可能な場合が多いので、必ずマニュアルの確認やディーラーにお問い合わせする必要があります。

そうなると選択肢はスタッドレス! となるわけですが、今回は進歩著しい冬のドライブのマストアイテムについて触れたいと思います。

 

 

 

楽しむための安心

豪雪地帯でなくとも、いまや都市部でも冬の間にはスタッドレスという方が年々増えていますが、それもそのはず。多くの一流メーカーがさまざまなグレードを展開しており、商品によっては前モデルよりも制動距離が10%減、摩耗20%以上減などというめまぐるしい性能向上を果たしているものもあるほど。

 

 

さらに、一昔のモデルと違い、普通の路面でも商品によっては夏タイヤとほぼ変らない走行性能が得られるものも増えており、「走り」を多少なりとも犠牲にするようなこともなくなりました。だから、走りが楽しいFIATにこそ相応しい冬のアイテムともいえるわけです。

 

 

購入と交換時期

スタッドレスタイヤは普通の夏タイヤと同様、ゴムでできています。つまり、よく走り、よく曲がり、よく止まり、低燃費で走れるかは、素材(ゴム)の鮮度と山(溝)の残り具合によって決まります。

ちなみにタイヤも食品のように製造年月日を確認することができるのをご存知でしょうか?

 

2716とあるのは、2016年第27週に製造されたことを意味している

 

メーカーによって定義は異なりますし、ゴムの大敵UVを考えると屋外に駐車している場合と屋内でもその条件は異なりますが、概ね3〜5年を一つの目安とするのがいいでしょう。
夏冬でタイヤを履き替え、しっかりと日光のあたらない(つまりUVを当てない)場所で保存すれば、寿命は5年に近づき、そうでない場合は3年だと考えるのが安全です。

なぜだか激安の新品タイヤを購入する場合や、中古タイヤをオークションでという場合には、この製造年確認は必須ですのでご注意を。

 

また、よく、多少古くても山が残っているからまだ大丈夫! というような説もありますが、低い温度ではその性能が発揮しづらいというゴム素材の特性上、目に見えない劣化タイヤはいざという時にホントに曲がりませんし止まりません。もちろん山があってもヒビなど入っているようなら言語道断。最悪バーストもありえます。

 

特性上どうしても夏タイヤよりも摩耗が激しいスタッドレスでは、このタイヤ確認にはひときわこだわっておきたいところです。
ちなみに、チェーン時代の名残からか、駆動輪のみスタッドレスを使用すればいい!と勘違いされている方もいらっしゃるようですが、安全のためには必ず4輪とも装備してください。

 

往きはよいよい帰りは怖い

 

お天気の日に日帰り温泉へ出かけたら帰りはすっかり冷え込んですっかり路面が凍結…。なんてことは冬のドライブではよくあること。山間部でなくても、寒い冬の日なら都市部でもあり得る話。

 

そこで、スタッドレスであろうが、夏タイヤであろうが、是非とも実践していただきたいのが、試しブレーキ。ちょっと凍っているかな? 溶けて濡れているようにみえるけど、インパネ内の温度計が低温になっていて怪しい…。

そんな時は、路肩でも駐車場でも結構です。絶対に周りに人やクルマがいないことが確認できる安全な状況で、歩くほどの微速から思いっきりブレーキを踏みつけて停車してください。実際にはどのくらい滑ってしまうのかを理解、把握することはとても重要で、いざという時の判断の手助けになるので、是非実践してみてください。

 

数年前からイタリアでは、雪や凍結の可能性が出てくる11月から4月までの間(なぜかともに15日?)は、高速道路走行の際はスタッドレスタイヤ装備かタイヤチェーン携行がなければ罰則の対象となっています。

 

 

日本ではいわゆるチェーン規制がかかっていない場所では罰則とはなりませんが、意外にもイタリアの方が周囲に迷惑がかかることを良しとしない風潮が強いようです。

冬のバカンスも彼らの大切なライフスタイルのひとつですから、楽しいドライブを満喫したいという国民性がよく出た、イタリアらしいルールともいえるかもしれません。

 

さあ、みなさんもFIATで日本の冬を味わい尽くしましょう!

 

*日本では都道府県道路交通法により、積雪または凍結道路における冬用タイヤの装着、いわゆる防滑措置の義務が規定されています。(大型7000円、普通6000円の罰金〜沖縄県を除く)