1991-2003

1990年代の新型モデル

1990年に4ドアセダンの「フィアット テムプラ」がデビューし、翌年の1991年にはFFレイアウトの「フィアット 500」が登場した。さらにその2年後、1993年には初代「フィアット プント」(1995年にカー・オブ・ザ・イヤー受賞)と、「クーペ フィアット」が続いた。クーペ フィアットのデザインは、ピニンファリーナとフィアット・チェントロ・スティーレ(フィアット・デザインセンター)が手掛けた。

その他の人気モデル

1994年に発表した「フィアット ウリッセ」で、急速に拡大していたミニバン分野への進出を果たす。1995年にはオープン2シーター「フィアット バルケッタ」、3ドアハッチバック「フィアット ブラーボ」と5ドアハッチバック「フィアット ブラーバ」が誕生し、さらに翌年には4ドアセダン「フィアット マレア」と、ステーションワゴンの「マレア・ウィークエンド」が登場。また1997年には世界戦略車の初代「フェアット パリオ」が登場している。 

トップの交代と新たな拠点

1996年にジョバンニ・アニエッリCEOはフィアットグループの名誉会長となり、 代わってチェーザレ・ロミーティがCEOに就任した。1997年には本社がコルソマルコーニから、工場閉鎖後にショッピングモールやコンベンションセンターを備える複合施設へと生まれ変わったリンゴットへ移転した。

1990年代最後のモデルと21世紀最初のモデル

1998年に都市部の移動に最適な小型車「セイチェント」と、高い実用性と機能性を持つ初代「フィアット ムルティプラ」が登場。その2年後に開催されたパリ・モーターショーでは、商用車としての高い機能性を持ちながら、若々しいカジュアルなスタイルのモデル「フィアット ドブロ」を発表した。ブラジルでは、「フィアット パリオ」、「フィアット パリオ・ウィークエンド」、「フィアット シエナ」の3タイプのグローバル戦略車が発表されている。
2001年に登場した「フィアット スティーロ」は、斬新なデザインと洗練されたテクノロジー、豊富な豪華オプションを特徴とした。さらにその翌年には「フィアット ムルティプラ」、「フィアット ウリッセ」、「フェアット スティーロ・マルチワゴン」がデザイン変更を受ける。2003年には、旧型の発売からちょうど10年が経過した「フィアット プント」がフルモデルチェンジし、革新的な“1.3 16vマルチジェット”エンジンを搭載して登場する。また内外装ともに新たな装いに生まれ変わった新型「フィアット バルケッタ」もこの年にデビュー。同年秋には、新型「フィアット パンダ」が発表され、翌年にカー・オブ・ザ・イヤー2004を受賞する。なお、2003年はほぼ半世紀にわたってフィアットの経営を取り仕切ってきたジャンニ・アニエッリが死去するという悲しい出来事もあった。

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フィアットとアバルト、その関係を紐解く