

デザイナー達はこのニューモデルに共通するコンセプトであるシンプルさを強調する一方で、細部の作りにもとことんこだわりました。シンプルさとは、単に飾り気がないこととは異なり、余計なものをそぎ落とすことを楽しめるよう、スタイルや構造上の工夫を実践。 パッセンジャールームは軽快で、ゆったりした雰囲気を演出し、車中で過ごす時間を心地よく、くつろいで楽しむことができる空間としました。また、室内全体をとりまく大きな円形モチーフにより、抱きかかえるように保護してくれる空間でもあります。
FIAT 500のキャビン構造は、現代の人間工学に基づく仕様の多様さを、歴史ある500にインスピレーションを得たデザインの中に集約。ハンドル部分にはスピードメーターをはじめ、レブカウンター、トリップコンピューター付きマルチファンクションディスプレイを一体にしたメーターパネルを組み込んだため、1点を見つめるだけで瞬時に、しかも同時に操作できます。また、ハンドルやシフトコンソールパネル、オーディオとエアコン吹き出し口のコンビネーションカラーをアイボリー、またはブラックに統一することが可能。どちらの色を選ぶかによって、ビンテージ調、あるいはスポーティー調と、異なる雰囲気を演出できます。さらに、レトロなスタイリングと現代テクノロジーが巧みなコンビネーションを形作るメーターパネルも、インテリアと完璧にコーディネートしています。 インストルメントパネルの上部が洗練されたエレガントさを表現したデザインとすれば、下部は機能性を重視。大容量の開放型収納トレイや、あえて見えにくいところへ秘密の小箱であるグローブボックスを配置しました。シフトレバーはインストルメントパネル上に設置。クローム仕上げのシフトレバーが洗練されたメカニズムの印象を与えます。使用頻度の高いプッシュボタン式スイッチは旧型500のインジケーターや小さなレバーをイメージしたものですが、瞬時に見分けがつき、操作性も良好です。
シートについては特筆に値します。1960年代500Fの2トーンエフェクトシートと同じ手法を採用した多彩なバージョンを用意。座面にはダークカラーのファブリックを、上方の半月形部分とヘッドレストはハンドルと同色にアレンジしました。 ドアパネルは、シート表面と同じトリムを施した部分と、大きなドアポケットやスピーカーを配したプラスチック部分とを対比させる仕上がり。ドアハンドルの形状は、懐かしい500の最も特徴的なクローム仕上げフック型を採用しました。 ニューモデルの車内は、コンパクトなボディにもかかわらず驚くほどゆったりしています。これは多種多彩な小物入れや収納スペースを随所に配した結果です。たとえば、インストルメントパネル下の運転席側に小物入れを、助手席側には大容量の開放型収納トレイを設置し、あえて見えにくい位置にグローブボックスを装備。
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