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CULTURE

『500X SPORT』は人生を加速させてくれるクルマ。鈴木啓太さんインタビュー

シンガーソングライター、アーティスト、俳優など、様々なシーンで活躍するフィアットオーナーとフィアットとの出逢いや関係性を描くプロジェクト「#MyFirstFIAT」。 その第6弾に、元サッカー日本代表の鈴木啓太さんが登場。 現在、腸内細菌の可能性を追求し、アスリートをはじめ、人々のコンディションを腸内環境から整えるビジネスを展開する鈴木啓太さんに、サッカー選手時代のこと、ビジネスのこと、そして愛車『500X SPORT』への思いについて、お話を伺いました。     サッカーとの出逢いがくれた素晴らしい景色 2000年の入団以来、2015年まで浦和レッドダイヤモンズ一筋でプレイした、元サッカー日本代表の鈴木啓太さん。16年にわたりプロサッカー選手として活躍した鈴木啓太さんがサッカーをはじめたきっかけ、そして学生時代の思い出などについてお聞きしました。 「僕は静岡県清水市の出身なんですけれど、近所の子供たちがみんな家の前でボールを蹴っているといった環境だったんです。僕は、外で遊ぶのが苦手みたいなタイプだったのですが3歳か4歳の時、急に“サッカーをやりたい”って言い出したらしく。それで、地元のサッカーチームに入ったのが、はじめたきっかけですね。 その後、サッカーが楽しくて頑張った結果、小学校の時に全国準優勝、中学校の時に全国優勝することができました」。     「でも、高校時代は辛いことしかなかったかな(苦笑)。僕は、高校サッカーでいう花形のサッカー選手権というものに一度も出場することができなかったですし、静岡県大会でもベスト4までしか進めなかったので、とても悔しい思いをしました。 でも、そうした中、常に自分自身の100%を出し続けていたことが、プロサッカー選手になれた理由だと思っています。辛いことが多かった高校時代の中でも、一緒に戦ってきた仲間ができたことは、いまでもとても大きな財産になっています」。     プロサッカー選手として、現役生活を16年間続けた鈴木啓太さん。その中で、思い出に残っているシーンについて伺いました。 「浦和レッドダイヤモンズで16年プレイできたことは、本当にありがたいことです。 その間、海外にチャレンジしたいと思うことはありましたけれど、結果として自分が常に浦和レッドダイヤモンズを選び続けたし、浦和レッドダイヤモンズも僕を選んでくれた。その選択が正しいかどうかは現役時代にはよくわかっていなかったのですが、スパイクを脱いだ時、あの赤いユニフォームを着て、誇りを持ってプレイさせてもらったことが最高の時間だったと感じましたし、いまでもそう思っています。 自分の人生にとっての大きな財産ですし、次のチャレンジに対しても、前向きに取り組めるきっかけになっていると思っています」。     「また、現役時代の思い出で印象に残っているシーンは、スタジアムに入った時の真っ赤に染まったスタジアム。どの試合ということではなく、僕の中ではそれが一番心に残っていますね。満員のスタジアムの中、スポットライトがピカッと光っている。その真っ赤な光景が、毎試合グッときていました。あれほど興奮する出来事は、今後の人生の中でもそうはないんじゃないかなって思っています」。     「クラブチームのメンバーとしてではなく、日本代表としてピッチに立つときは、国を代表して戦うわけですから絶対に負けることが許されない。 もの凄いプレッシャーと同時に、日の丸をつけて戦うことに大きな誇りを感じましたね。 日本代表として戦うことは、自分自身夢見ていたので、それが実現した時は、本当に震えましたし、心の奥底からよろこびが湧き上がってきました。 でも、どんな時でも、ファンやサポーターのみなさんが自分と一緒に戦ってくれていると感じられたので、そういう意味では日本代表として戦う時も、クラブチームのメンバーとして戦う時も、関係ないのかなと思ったりしますけれど」。     「また、試合の中でいいパフォーマンスを出すことを考える中で、いいトレーニングといい休息、そしていい食事の重要さを感じていました。 幼少の頃からの母の影響やいろいろな人の助言から、コンディショニングはお腹をベースにやっていくのが大事だということを思っていました。 サッカー選手としての経験は、自分をとても成長させてくれたと思います。そこから多くのことを学んで、次に生かしていく。まだまだ足りないこともありますが、そういった考え方や経験してきたことを軸に、様々なことを学んで進んでいきたいと思っています」。   アスリートの視点に立ったビジネスへの挑戦 現役引退後、鈴木啓太さんはAuB株式会社を設立し、人々のコンディションを腸内環境から整えるビジネスを展開。次のステージとしてサッカー関連の仕事ではなく、なぜ現在のビジネスを選んだのか。サッカー選手からビジネスマンへの転身についてお聞きしました。 「現役時代から、ぼんやりと次のキャリアを考えていました。その中で、サッカー界やスポーツ界にとって必要なことが見えてきたこともあり、それを変えるにはどうしたらいいんだろうと思いはじめました。その方法として、業界の中から変えることもひとつの方法ですし、外から変えることもやり方としてある。僕はそれを、外からやりたいと思い、一度外に出てたくさんのことを学び、サッカー界やスポーツ界に還元したいと思いました」。     「腸内細菌は、研究分野としてはホットな題材だと思いますが、ビジネスプランや成長ということよりも、まずは自分がそれを本当にやりたいかという思いが重要でした。その思いに正直に向き合った結果、このビジネスをはじめることを決めました。 ビジネスに対して、手応えもプレッシャーもすごく感じています。でも、本質的に重要なのは、自分が何をしたいのか、どう伝えていくのかだと思っています。そして、経済の発展や成長の中に、自分のビジネスが入っていれば、何よりだなと感じています」。     「また、腸内細菌はアスリートはもちろん、一般の人にもとても大切なものなんです。 アスリートってコンディションが悪かったら、いいパフォーマンスが出せないことはわかるじゃないですか。でも、それはみなさんも一緒なんです。コンディションが良ければ、パフォーマンスが上がって、いい仕事やいい生活ができるはず。そういったことを、世の中に拡げていくことが、僕の役目だと思っています。 ビジネスをはじめた頃もいまも、心境の変化はないですね。悩みも増えながら、それが楽しみだったり。これからも世の中の人たちのコンディショニングを作っていきたいなと考えているので、今後どんな発見があるのだろうとワクワクしていますね。 また、現在食とテクノロジーを融合したフードテック事業やヘルスケア事業も展開しています。そういった一連の事業を元に、みなさんの生活やコンディションの向上に役立ちたいと思っています」。       自分らしさを表現したライフスタイル 現役時代からスタイリッシュな印象が強い鈴木啓太さん。ファッションやライフスタイルなど、日々の暮らしの中でどのようなこだわりを持っているのかお聞きしました。 「体調とか感情とかって、その日によって変化するじゃないですか。だけど、何かにこだわったり執着したりすると、そこに引きずられる。だから、僕はあまりいろいろなこだわりを持ち過ぎないようにしています。それがこだわりといえば、そうなのかもしれませんね。 例えば、Tシャツ・ジーンズ・スニーカーでもかっこいい人っていると思うんですね。それって、スタイルとか姿勢とか仕草とかが、滲み出ているからだと思うんです。人には、それぞれ似合う服とかいろいろあると思うんですけれど、ファッションって自分の生き方とかライフスタイルとか、そういうものを表現するものなのかなと思っています」。 […]

NEWS

VRアートで描く「和」の世界への想い。せきぐちあいみさん インタビュー

シンガーソングライター、イラストレーター、俳優、フォトアーティストなど、様々なシーンで活躍するフィアットオーナーと、フィアットとの出逢いを描くプロジェクト「#MyFirstFIAT」。その最新作に出演中のVRアーティスト・せきぐちあいみさんが、今回描いたのは「和」の世界。 伝統と革新の世界を愛するせきぐちさんが、今回描いたVRアート、そして愛車『500 TwinAir Lounge』への思いについて、お話を伺いました。   「和」の世界に込めた思い 先進技術を用いて描き出すVRアート。しかし、最新作の#MyFirstFIATでせきぐちあいみさんが制作した作品は、その真逆とも思える「和」の世界。「和」のモチーフを選んだ理由、そして本作品への思いについて、お話を伺いました。     「“和”って、とても抽象的。辞書で調べると“和やか” “協力し合う” “調和が取れている”という意味が出てくるんですけれど、それも含めて“和”って、私たちの心の中にあるイメージなんだと思うんです。日本人ならではの、素敵な感覚というか。私は、昔からある日本ならではの景観や伝統工芸を描くことで、そう言った“和”の世界を表現したいと思い、今回の作品を制作しました。日本にある伝統文化とか工芸品って、まったく古いものではないと感じています。 そもそも、古いとか新しいという感覚自体が、近年生まれた感覚で、ちっぽけなものさしだと思うんです。長い歴史の中で、古いものを守り続けたものではなく、その時々で変革を起こして新しいものを創り続けてきた最新作の積み重ねが、いまの伝統につながっていると感じています。なので、私はその素晴らしい伝統的なものを、VRというテクノロジーで描くことで、これまでにないアートを表現したいと思いました」。       VRで描く理想の世界 先進テクノロジーというイメージが強いVRアート。しかし、せきぐちさんの中では、アナログ的要素の強いものだと感じているとのこと。その理由について、お聞きしました。 「歴史を振り返ると、いつの時代も常に新しいものに挑戦し続けている。10年後、きっと私自身もいまは想像もしていないことに挑戦していると思います。変わらない良さの中で、いままでにない挑戦をしていくことで、より良いものを創っていけたらと感じています。 実は、そういうところって、フィアットと共通している部分だと思っています。昔から愛されている良さを守りながらも、新たな技術やデザイン性をドンドン取り入れている。クラシカルさと新しさが上手に融合していて、とても素敵だと思います」。     「また、私が使っているVRの機材にも、似たところがあると思っています。実は、最新のテクノロジーを採用しつつも、コントローラーをペンやブラシのように使って描いていくというアナログ的な要素が強いんです。パソコンに向かって、座って描いているというよりは、直感的にペンやブラシを使って描いているという感覚。そこは、人間の手描き感が活かせると思っているので、自然とか温かみのあるものを表現する方が面白いと感じています。 私は、今回描いた“和”の世界観は、VRとの相性がすごくいいと思っています。 VRって360度、全方向で別世界に連れて行ってくれるので、今後の目標としては、命とか温度とか、そういうものを感じてもらえるような作品を描いていきたいと思っています」。       VRで描く理想の世界 作品によって、幅広い世界観を描いているせきぐちさん。VRアートを制作する際、心掛けていることとは何か。そのポイントを尋ねました。 「VRアートって、絵を描くというよりは、世界を創っていくこと。その新たな表現方法で、みなさんをワクワクさせるとか、想像力を高めるとか、感性を刺激するとか。そういう作品になるよう意識しています。 今回制作した#MyFirstFIATの作品は、日本の伝統文化と最先端テクノロジーという両極端なものを融合しました。いま私が描きたい、みなさんの心に響かせたいという思いで制作しました。 何が古い、何が新しいということではなく、心がワクワクするものを描きたかったんです。日本の伝統文化とか美意識って、本当に素晴らしいですし、無条件に私たちの心が惹かれるものだと感じています。なので、そういった部分を取り入れながら、最新テクノロジーだからこそ描ける表現で、さらに奥行きを持たせるようにしました」。       改めて感じる500の魅力 #MyFirstFIAT第2弾ムービーの撮影で訪れた千葉県香取市・佐原市。小江戸としても知られるこの街の風景に、とても興味を持ったというせきぐちさん。一体、どのような点に惹かれたのか。この街の感想をお聞きしました。 「とにかく、すごく素敵なところでした。めちゃくちゃよかったですね。江戸情緒あふれる印象もあって、街全体で美しさを守っていこうという雰囲気を感じました。理想の場所というか、今回制作したVR作品の世界観にピッタリでした。場所も建物も、心からリラックスできる。日本建築の良さはしっかりと残しつつ、いまの時代にフィットした快適性もある。ここに住みたい!と思う場所でした。 また、改めて気づいたのですが、佐原のような風情を感じる街並みにも500はマッチする。どんな景色にもなじむことができるというのも、500の魅力のひとつだと感じました」。     「500がパートナーになってから、ドンドンかわいくなっていくというか、ドンドン好きになっていくという感覚がありますね。どこにいても、そこに500がいることで、その景色をより華やかにしてくれる。そんな印象を持っています。 また、500は乗り物とか機械という感じではなくて、もっと別の愛着が持てる存在。世の中には、かっこいいクルマや機能性に優れたクルマがたくさんあるけれど、それは500だけの特別な魅力だと感じています」。       いまから楽しみな500との遠出ドライブ せっかく500オーナーになったのに、まだ遠方へのドライブができていないというせきぐちさん。しかし、すでにドライブの目的地候補は決めているとのこと。せきぐちさんが楽しみにしているドライブスポットをお聞きしました。 「ぜひ行きたい場所は、山梨県にある“久保田一竹美術館”。何度か訪れたことがあるのですが、これまでは高速バスに乗って行っていました、なので、500といっしょに行けるのはとても楽しみですね。 ここは、世界中で愛されていた染色家・久保田一竹さんの美術館なのですが、展示されている染物を見ると、その深みや鮮やかさに“これが、人間の手で創り出したものなのか!”と思うくらい感動して。次回は、家族といっしょに訪れたいと思っています。また、近くにあるスポットも巡れるというのも、ドライブならではの醍醐味だと感じています」。     「あと、神奈川県の津久井湖にも行きたいですね。ここは、私が生まれ育った場所。アクセスも悪いし、昔は身近すぎて、その魅力に気づかなかったんですけれど、大人になってからその魅力を再認識。都心から日帰りで行けるし、自然の中でリフレッシュできる素敵なスポット。普段、デスクワークが多いので、本能的に自然を求めているのでしょうね(笑)。おすすめの場所なので、ぜひみなさんも行ってみてください」。   […]

LIFESTYLE

VRアートと愛車『500』の共通点とは?せきぐちあいみさんインタビュー

シンガーソングライター、イラストレーター、俳優、フォトアーティストなど、様々なシーンで活躍するフィアットオーナーと、フィアットとの出逢いを描くプロジェクト「#MyFirstFIAT」。 その第5弾に、世界中から注目を集めるVRアーティスト・せきぐちあいみさんが登場。 先進技術とイマジネーションが融合したVRの魅力、そして愛車『500 TwinAir Lounge』への思いについて、詳しくお話を伺いました。   魅力に満ちたVRアートの世界   仮想空間に幻想的な世界を描くVRアート。革新的な技術と想像力が生み出すVRアーティストの中でも、いま大人気なのがせきぐちあいみさん。せきぐちさんとVRの出逢いはどのようなものだったのか、そしてVRの魅力とは何か、お話を聞きました。     「VRとの出逢いは、たまたま仕事の一環として体験したんですけれど、空間に立体を描けるなんて魔法みたいって思って。すぐに、ハマりましたね。 それまで、タレントやYouTuber、ダンスやお芝居など、いろいろなことをしてきたんですけれど、VRとの出逢いは特別でした。最初は、落書き程度でしたね。星空と東京タワーとかを描いたりして。その後、制作した作品をSNSに載せたら、世界中から問い合わせをいただくようになって。初めて、ちゃんと描いた作品は日本庭園。元々、日本文化が好きなのと、日本庭園への興味から描いてみたんですけれど、制作してみて改めて感動。庭園って、全体が把握されていて、どこから見ても美しくなっている。それを現実の世界で表現できている庭師の方の頭の中に、とても興味を持ちました」。     「VRの魅力は、キレイな絵を描くことよりも、現実にはない世界を創れるという新感覚だと思っています。しかも、360 度、空間すべてがキャンバスになるし、自分が生み出した世界に入ることもできる。 “こんなの、いままでなかった”“まるで、夢の世界”という風に、心の奥から楽しめる感覚が、とても好きです。感覚的に楽しめるものだから、まだVRの世界に触れたことのない人でも、言葉とか年齢とか性別とか関係なく、多くの人に楽しんでもらえると思います。 私は、自分が描いた世界が、多くの人に新しい体験をするきっかけになれたらいいなぁと思っています。いい作品を創りたいということよりも、人に何かを与えられる作品を創りたい。上手に描くことはもちろんですが、自分自身の想像力を最大限に発揮して、これまでに見たことのない世界を創っていきたいと思っています」。     VRアーティストとしてのこだわり   先進テクノロジーを駆使して描き出すVRの世界には、トラブルや問題もいろいろなことがあるよう。これまでの活動の中で、思い出に残っているエピソードについて伺いました。 「以前、海外でライブペインティングをする機会があったのですが、会場の屋根の真ん中が空いている施設だったんです。当日、お天気が悪くなる可能性があったため、機材トラブルを危惧して、スタッフから事前に私がライブペインティングしている姿を撮影して、ライブペイント中は描いているフリをしないかって言われたんです。でも、それは絶対イヤ。それを1度でもやったら、いままでやってきたことが、全部嘘だと思われる。私は、機材も含め、リアルタイムでこんなすごいことができるっていうことを伝えたい。描いているフリなんかしたら、絶対嘘だって分かるし。結果的に、ライブペイントが上手くいって、とても良かったです。 私は、人を驚かせたり、楽しいって思ってもらえることが本当に好きなので、会議室のようなところで数人の方に見ていただく時も、大きな会場で何万人もの方に見ていただく時も、同じ気持ちでパフォーマンスしています。どちらも同じくらい緊張するし、逆に大きな舞台でもガチガチになり過ぎることもないんです」。     イマジネーションの世界を『500』とドライブ   「#MyFirstFIAT」プロジェクトのムービーで、愛車の『500』と海底をドライブするVRアートを制作したせきぐちあいみさん。このアートを生み出す上で、どのように発想を膨らませたのか、お聞きしました。 「私にとって、500は初めてのマイカー。これまでにもいろいろなクルマに乗ったことはあるのですが、ドライブしている時のこのワクワク感は、いままでに感じたことのないものでした。これって、とても感覚的なものなので、言葉で伝えるんじゃなくって、VRで視覚的に伝えられたらなぁと思って、今回の作品を制作しました。 500は、いつも私を知らない世界へ連れて行ってくれる。でも、海の中をドライブするって、さらに非現実じゃないですか。海の中に入って行って、さらにその中に別世界が広がっている。500が、私をイマジネーションごと、夢のような世界に連れて行ってくれるっていう感覚をVRで表現しました」。     「人に新しいよろこびを伝えるきっかけになれることに、ものすごくやりがいを感じています。子供はもちろん、自分より長く生きている方々に、まだ見ぬ世界を伝えるきっかけになれるって、すごく光栄なことだと思っています。 私の作品やパフォーマンスが、みなさんの想像力を広げるきっかけになれたら、とてもうれしいです。VRという新しいテクノロジーを使うことで、新しい体験を与えられる。そんなVRアーティストという仕事と出逢えて、本当によかったと思っています」。     VRで広がる夢の舞台   世界中からオファーが絶えないせきぐちあいみさん。これから、どのような目標に向かって走っていくのだろう?今後の展望について語っていただきました。 「自分が創った新しい世界で、人間の想像力の限界を超えていきたい。それが、私の人生の目標かな。それを常にアップデートして、世界中で実現したいです。そう言いながら、いま世界各国からオファーが来ている状況が、まだ信じられないんですけれどね(笑)。 結局、私は人に楽しんでもらうことが生きがいなんです。いまは、人を楽しませることを目標にしいているけれど、今後はみんなに何か新しい衝撃を与えたい。それが、老若男女、世界、動物、もしかしたらまだ見ぬ宇宙の生物とか。それくらいの範囲まで、楽しんでもらえたらうれしい。大それた目標ですけれど、自分の人生はそんな風に使いたいですね」。     ますます広がるインスピレーション   自然からVR作品の発想を膨らませることも多いというせきぐちさん。実際に、どのようなところからヒント得ているのか、お聞きしました。 「自然って、インスピレーションを広げるのに1番の教材だと感じています。本やインターネットの資料だと、どうしても平面でしか見ることができないじゃないですか。でも、VRは3Dで描くので、細かなところまで見たいんです。そのため、実際に見に行くことはとても大事だと思っています。 また、写真って、いいところだけを切り取るじゃないですか。でも、実は地面とか見上げた景色が大事だと思っているんです。桜の花びらが散って絨毯みたいになっていたり、月明かりが美しかったり。自然が織り成す表情っていうのは、別の世界に来た感じがして、本当に大好きです。 あと、滝を見に行くのも好きなんですけれど、周りに生えている苔とかシダとか、バランスを計算して庭師が植えたような生え方をしているんです。自然の才能に、心から感激しています。理屈では説明できないものに、心を惹かれますね。そういう感動をVRで表現したい。 今後は、匂い、触覚、音など、五感のすべてを刺激する別世界を描いていきたいと思っています」。     […]

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フィアットの新たな魅力を表現した 1 年間を語る

アーティストや著名人が独自の世界観を通して、はじめてオーナーになるフィアット車の魅力を表現するプロジェクト「#MY FIRST FIAT」。その第 4 弾として、セルフポートレートを中心に独創的な写真作品を展開するフォトアーティストARISAK(アリサック)さんのシリーズも、2020 年 1 月公開の 5 作目でフィナーレを迎えました。そこで、#MY FIRST FIAT への思い出や愛車『500 コレッツィオーネ』のことなど、この 1 年の話をお聞きしました。 #MY FIRST FIAT は自分自身の大きなステップアップ #MY FIRST FIAT において、5 つの作品を生み出した ARISAK さん。このプロジェクトを手がけた感想や思いについて、お話を伺いました。 「撮影の前は、不安と好奇心が五分五分の状態でした。クルマの広告で自撮りをしている人って、世界中でもほとんどいないと思うんですね。そのため“どうやって作品作りをすればいいんだろう?”という思いがとても強かったです。でも、ヘアメイクやスタイリスト、ライトマンの方々など、各業界で活躍するトップクラスのスタッフで構成されたチームの協力もあり、毎回とてもいい撮影ができたと思います。また、この1 年、#MY FIRST FIAT に関われたこと、そしていろいろなチャレンジができたことは、自分自身にとっての大きなステップアップにつながったと感じています」。 「撮影中に確認のためモニターを観たとき、そこに写っている自分が違う人みたいで不思議な感じがしました。一流のスタッフが一緒だと、どんなポーズをとっても想像以上にカッコいい写真が撮れる。毎回、ものすごく大きなお守りに守られながら撮影に臨めた感じがしていました。プロフェッショナルがいて初めて成立する作品作りの大切さにも改めて気づきましたし、勉強にもなりました。本当にいい経験ができたと思っています」。 全 5 作、毎回異なる世界観を、そしてフィアットの新たな魅力を表現してきた ARISAK さん。それぞれの撮影について、振り返っていただきました。 「1 作目では、限定車『500 コレッツィオーネ』のモードな個性や圧倒的な存在感を表現するため“ICON(象徴)”をテーマに撮影しました。あのときは、とても緊張しましたね。全部が初めてのことばかりで。前日は、まったく寝られませんでした(笑)。撮影中は頑張りきれたのですが、終わった瞬間バタンという感じで。でも、絶対通らなければいけない第一関門というか、登龍門というか。そういった状況の中、チームスタッフの協力もあり『500 コレッツィオーネ』の魅力を活かした作品に仕上がって、本当に良かったです。1 作目の成功により、その後の撮影に対して自信と確信が持てたと思っています」。 「2 作目では『500C』の開放感を表現するため“RELEASE(解き放つ)”をテーマに、港で撮影をしました。当日は雨風が強かったのですが、1 作目で掴んだ自信や感覚があったので、乗り越えることができましたね。自分の中では“雨が降っているのもカッコいい!”“風が吹いていてミュージックビデオみたい!”というふうに、その状況をポジティブに捉えていました。私自身も開放的な気持ちで、いままでに撮影したことのない様々なカットにチャレンジしたのを憶えています」。 「3 作目は、フィアットの 120 周年を記念した限定車である『500 タキシード』を撮影。過去と未来、イタリアと日本のクロスカルチャーなどのつながりを表現するため“KNOT(結ぶ)”をテーマに臨みました。この回は、津軽三味線奏者の久保田祐司さんやトラックメイカーの Howlin’ Bear さんなど、プライベートでも仲のいいクリエイターをゲストに迎えて撮影することができたので、とても思い出に残っています。セルフポートレートって、自分でポーズを決めて、自分で撮影するという、ひとりの戦いなんですけれど、自撮りを複数人で楽しめるという発見もありました。 また、幸運にも世界的なファッションデザイナー桂由美さんがコレクションで発表したばかりのクチュールのドレスを採用できたことも、作品の仕上がりに大きく影響していると思います。さらに、有月(うげつ)さんが生み出した金屏風や襖絵がなければ、この回の世界観は創れなかったと思います。素敵なクリエイターが加わると、現場の空気がこんなにも変わることを実感しましたし、それぞれの個性がつながった時のパワーを強く感じました。イタリアと和の融合が、とてもうまく表現できたと思います」。 […]

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500X にアートを描く!片桐 仁さんインタビュー Vol.03

俳優、彫刻家、コメディアン、そして父親と多彩な顔を持つ、フィアットオーナーの片桐仁さん。現在出演中のフィアットのプロジェクト「#MyFirstFIAT」の第3 弾で、自身の愛車『500X』にアートを描いた片桐さんに、今回制作した作品のこと、そしてフィアットへの思いについて伺いました。 作品のテーマは縄文時代 これまで「XTRA INSPIRATION」「XTRA IMAGINATION」と展開してきた#MyFirstFIATの第3 弾のテーマは「XTRA CREATION」。その中で、自身の愛車500X を色彩豊かなアートに仕上げた片桐仁さんに、作品のコンセプトについて話を伺いました。 「いわゆる工業製品としての“クルマ”とは真逆の柔らかいイメージの作品にしようと思った時に、土器とか土から出てきたモノを描いたら楽しいんじゃないかなと思って、縄文土器をテーマにした作品に仕上げました。最初から、何を描くかしっかり決めず、自由な気持ちで描きました。でも、描いても、描いても、なかなか終わらなくて(笑)。思っていた以に、時間がかかっちゃいました」 今回の作品の中でこだわった部分、それは片桐さんの好きなモノへのこだわりといっても過言ではないよう。 「僕は、縄文時代が好きということもあって、今回のモチーフに選びました。縄文時代の火炎型土器の炎のカタチを、クルマのファイヤーパターンに見立てて、エネルギーのほとばしりを表現したり、フィアットならではの可愛らしさを中心に考えながら、縄文の良さを盛り込みました。また、僕は縄文にお祭り感みたいなものを感じるので、そういうおめでたい雰囲気や、賑やかな感じを表現しました。さらに、骸骨の部分は500X のヘッドライトの形と合わせて描いたら面白いかなと。ライトのマスキングを取った瞬間の、手書き部分と工業製品部分とのギャップがとても良かったです」 作品を制作する中で、いつも見慣れている500X に対して、思いもよらない発見があったとのこと。 「乗っているだけでは気づかなかった、細かい膨らみやヘコみや段差、各部分、各パーツ、ひとつひとつしっかりとデザインされていることを、刷毛を置いた瞬間に強く感じました。起伏というか、豊かな面やシルエットを、改めて実感できたと思います。クルマにペイントすることってなかなかないことなので、今回の作品制作はとてもいい経験になりました。それにしても、本当に難しかったですね」 「あと、刷毛を使って手描きで描くことで、柔らかさというか、温かさというか、そういったことを表現できたと思います。いま、デジタルで何でもできてしまう時代ですけれど、手でひとつひとつ描いたアナログな感じが、フィアットには合っていると感じました。土器や土偶などは、何千年も前の人が作って、後世に語り継いでいったもの。フィアットのクルマも、昔から受け継がれているアイデンティティを守りながら、ひと目でそれとわかるデザインを象っている。そういった部分も、縄文時代の土器や土偶と結びつくような気がしています」 作品のタイトルはJOMON 大胆かつ繊細に、様々なモチーフが描かれた500X。今回の作品のタイトルを聞くと、ズバリ「JOMON(縄文)」と答える片桐さん。そこには、縄文時代好きならではの熱い思いがあるようです。 「土器ってあくまでも器なんですけれど、縄文土器って北海道から沖縄まで全国で発掘されていて、しかも地域によってデザインもカタチも様々。こんなにバラエティ豊かな立体物って、世界でも珍しいと思いますよ。今回の作品の中にも描いた“火炎型土器”に関しても、信濃川流域だけで500年間作られていますからね。1 万年の長きにわたって土器が作られていたと思うと、その時代の豊かな精神性みたいなものを感じます。土偶には国宝に認定されているものも結構あるので、そろそろ世界遺産になってもらいたいですね。今回500X に描いたアートも、縄文時代の素晴らしい文化も、世界の人たちに知ってもらえると嬉しいですね」 数日の間、500X とじっくり見つめ合う時間を過ごした片桐さん。その中で、フィアットのデザインについて、改めて興味が深まったよう。 「500 と500X って、大きさもデザインもパーツも全然違うのに、ちゃんとフィアットのデザインに見えるのが、本当に不思議ですよね。顔つきだとは思うんですけどね。絶妙だなぁと思います。今回ボディにアートを描くことで、フィアットのクルマが持つデザインの素晴らしさを再確認しました。塗りやすい部分があったり、逆に塗りにくい部分があったり。触って、面を感じるイメージ。これは、ヨーロッパ車ならではというか、フィアットならではのカタチの面白さだなと感じましたね。クルマって、タイヤがここにあって、ドアがここにあってといった基本的なルールがたくさんあるじゃないですか。しかも、時代によって、安全面とかいろいろなルールも変わるし。その中で、このフィアットらしいカタチをずっとキープできているということは、フィアットのこだわりというか、譲れない部分だと思うので、それを実感できたのはとても興味深かったですね」 続けて、フィアット車の魅力について話しをする片桐さん。 「500X をひと言で例えると“THE ITALIA”。日本人がこのデザインを作るのは、やっぱり無理ですもん。こういう風にデザイン性が光るイタリアのモノづくりって、日本とはまったく異なるコンセプトがあるからなんでしょうね。日本にも驚くようなデザインのクルマがありますけど、フィアットはフィアットでしかない。輸入車って、高級だとかスピードが出るとか、ブランドごとにしっかりとした特徴があるものが多いと思うんですけど、その中でもフィアットは大衆車というポジションでありながら、これだけのデザイン性が発揮できている。これって、本当にすごいことだと思いますね」 「制作中、この500X の作品に粘土を盛ったらどうなるんだろうとか、2.5 次元的なレリーフにしたいなぁとか、考えちゃいましたね。クルマに絵を描いたり、モチーフを付け加えたりすると、ともすればそのクルマの個性を消してしまうこともあると思うんですけど、何をしても、どんな絵を描いてもフィアットはフィアットですからね。それと、フィアットは、道具を超えた愛着みたいなものが湧いてくるんです。クルマって、基本的には移動手段じゃないですか。日常を便利にするものっていうか。そんな、移動自体をレジャーにしてくれるっていうか、楽しみのひとつにしてくれるっていうか。そういった点も、ファンを魅了する部分なんですよね」 今年アーティスト活動20 周年を迎え、6 月には台湾での個展、そして今年度中には日本での個展を開催したいと意気込みを語る片桐さん。 2019 年は、アーティストとして、俳優として、そしてコメディアンとして、さらなる飛躍の年になること間違いなし!今後の片桐仁さんの活躍に、期待がますます高まります。 ※片桐仁さんのインタビュー第1弾はコチラ。第2弾はコチラ。 #MYFIRSTFIAT with 片桐仁 キャンペーンサイトはコチラ […]

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独自スタイルのセルフポートレートで世界を魅了!新進気鋭のフォトアーティストARISAKが表現するFIAT 500 Collezioneの新たなる魅力

ミュージシャン、アーティスト、俳優と、これまでに様々なクリエイターとのコラボレーションを実現してきたフィアットのキャンペーン「#MyFirstFIAT」。その第4弾として、フィアットとコラボレーションするのが、大きな注目を集めている新進気鋭のフォトアーティストARISAK(アリサック)さん。2019年、1年間にわたりフィアットの様々な一面を撮影するARISAKさんに、作品のこと、そしてフィアットのことを語っていただきました。 親友の撮影をきっかけにフォトアーティストになったARISAKさん ダークファンタジーという独自のスタイルで写真作品を生み出すフォトアーティストARISAKさん。実は、写真を撮り始めて、まだ4年とのこと。彼女がどのようにしてフォトアーティストになったのか、その経緯をお聞きしました。 「子供の頃からフィギュアスケートをやっていたんですけど、練習中に頭をケガしちゃって。そのあと、ジャンプをするのが怖くなってしまい、フィギュアスケートを辞めてしまったんです。その後、特に興味を持つものがなくなってしまったので、何年か遊んでましたね。そんな時、俳優の親友からオフィシャルブログの写真を撮り直したいという話を聞いて「じゃ、私撮るよ」みたいな。その時は、ちゃんと写真を撮ったこともなかったし、カメラも持っていなかったので、知り合いからカメラを借りてきて撮ったんです。そしたら、親友がその写真を気に入ってくれて「写真始めた方がいいよ」って言ってくれたんです。それが、とても嬉しくって。「写真でなんかできる!」と思って、次の日にカメラを買いに行きました。それから、カメラを始めたんです。本当、直感で動いている人生ですよね(笑)」 独創的なアイデアで、これまでに観たことのない世界観を表現するARISAKさん。フォトグラファーとしてはもちろん、実はもうひとつ写真表現のスタイルがあるとのこと。 「写真を撮り続けている内に、自分しか思いつかないような世界観で写真を撮るのが面白いなってなってきて。そんな中、自分の表現のルーツでもあるフィギュアスケートとカメラを、うまくリンクできないかなぁって思い始めたんです。 私、よくパーティ行ったり、みんなと踊るのが好きなんですけど、自分もすごく派手な格好をして踊りながら写真を撮ったら面白いんじゃないかって思って。それで、自己流で踊りながら撮るフォトパフォーマーをすることになったんです。フォトパフォーマーというスタイルは、遊びの延長線というか。自分のもうひとつの表現としてあるコンテンツですね」 「フォトアーティストという名義の時は、自分が他の人を撮影したり、セルフタイマーで自分自身を撮影したり。スタイルとしては、ダークファンタジーな世界観で撮っています。モデルさんのいる撮影って楽しいんですけど、ヘアメイクさんとかスタイリストさんとか、スタジオの空き状況とか、いろいろな要素やスケジュールが関わってくるんですね。 そこで思いついたのが、セルフポートレート。部屋の一角に布を垂らして、テスト撮影したりして。 ある時、友だちのヘアメイクさんと一緒にスタジオに入って撮影した時に「あっ、これ意外といけるかも」みたいな確信を持ちましたね。その後、とあるヘアメイクさんから「セルフポートレートのヘアメイクをやりたい」って連絡をいただいて、いくつも作品を撮影しました。今回の撮影のヘアメイクもそのヘアメイクさんなんです。 ちょうどそのタイミングで、VOGUE JAPANのヤングアーティスト10人の中に選んでいただいて。その集合写真も、私がセルフタイマーで撮ったんですよ」 銀座の真ん中でバレエ!?いまも心に残るPhotoVogueに採用された1枚 精力的に数多くの作品を生み出しているARISAKさん。なかでも、特に印象的な写真作品があるという。 「お気に入りの写真はいろいろあるんですけど、1点挙げるとしたら銀座の真ん中でバレエを踊っている写真ですね。 当時、高価な一眼レフを買うお金がなくて、持っていたミラーレスカメラで撮影しました。作品撮りをしたくてSNSでモデルを募集している最中、とある素敵な表現者の方を見つけて。会って話をしたら、すぐに意気投合。「路上でバレエできますか?」って聞いたら「全然できる」って言ってくれて。銀座の真ん中でトゥシューズを履いてもらいました(笑)。 この写真、VOGUE ITALIAのWEBサイトにあるPhotoVogueという写真審査コンテンツで初めて採用された写真なんです。その時の嬉しさは、いまでも覚えていますね」 初心と現在を感じさせる500 Collezioneとの出逢い 日本発表前に『500 Collezione』を撮影したARISAKさん。実は、この撮影車両はARISAKさんの愛車になる1台。そんな『500 Collezione』と出逢った時の感想をお話いただきました。 「撮影前に『500 Collezione』の写真は見ていたのですが、実物を見た瞬間アガっちゃいましたね。 これまで入ったことのない規模の大きいスタジオに、未来の愛車。運転免許証取り立ての私が初めて乗るクルマが『500 Collezione』。ご褒美、いやご褒美以上の存在がそこにいて、言葉にならなかったです。これから戯れるクルマが自分の愛車になるっていう不思議な感じと、ライトが点いた瞬間のエモーショナルな感じ。 “超カッコいい写真が撮れる!”っていう思いとともに“絶対撮らなきゃ!”っていう、そんな気持ちになりました」 ARISAKさんが、ひと目で惚れ込んだ『500 Collezione』。なかでも、特に気に入っているポイントがあるとのこと。 「初めてドアを開ける時のひと触りでさえもワクワクしたり。ドアを開けた時に「開いた!」みたいなよろこびがあったり。些細なことが、全部当たり前じゃない。そんな高揚感がありましたね。シートに座るショットがあったんですけど、スーツのような仕立てのシートで、どこから見ても全部カッコいい。しかも、限定車っていうのが、心をくすぐりましたね。私、限定に弱いので(笑)。あと、ホイールやビューティラインがブロンズ色な点も、プレミアム感満載で気に入ってます。私は、ゴールドのアクセサリーが好きでよく着けるんですけど、そういうところも似ている気がして。 それと、ボルドーのボディカラーもクールでセクシーでもある。この妖艶な感じも大好きですね。実は、写真を始めた頃、ボルドー色の口紅をよく塗っていたんです。そのせいか、このボディカラーを見て、ちょっと初心を思い出したりして。しかも、ホイールやビューティラインの色は、いまの自分を表現している。そんなイメージもあったりして。なんか、勝手に運命感じています」 今回の撮影、そしてこれから1年間、フィアットの撮影を行うARISAKさん。その思いと意気込みを伺いました。 「今回の『500 Collezione』の写真は、ファッションフォトみたく純粋に作品を楽しんでもらえたらいいなぁと思っています。世のカッコいい女性たちにも見ていただきたいですね。フィアットって、カッコいい系の女性も似合うんだよ、みたいなことを感じてもらえると嬉しいです。あっ、もちろん男性も。フィアットって、おしゃれでかわいい、そんなイメージが強いと思うんですけど、それだけじゃないと思うんですね。そんな、まだ誰も気付いていないフィアットの一面と、いままで見えなかった私自身の一面の両方を、撮影ごとに見せていきたいと思っています。これからの撮影も、とても楽しみにしています」 最後に、ARISAKさんのファン、そしてフィアットファンへメッセージをいただきました。 「いままで、クルマのお仕事をしたことはないんですけど、ダークファンタジーにフィアットを撮っていきたいと思っています。ひたすら尖った、ひたすら好きなものを詰め込んだ写真になると思うので、純粋に作品を楽しんでもらえたら嬉しいです。1年間、よろしくお願いします」 ARISAKさんの感性が、フィアットの新たな魅力を映し出す「#MyFirstFIAT」の新シリーズ。第1弾となる『500 Collezione』の作品からも、いままでとは違ったフィアットのイメージを感じた方も少なくないはず。 1年間にわたり展開するARISAKさんの作品に、期待が膨らみます。 MyFirstFIAT with ARISAK ARISAKさんがフィアットの新たな魅力を写し出す。『500 Collezione』をモデルにした第1弾、公開。詳細はコチラ 500/500C Collezioneの詳細はコチラ ARISAKインタビューも掲載中!VOGUE JAPANの記事はコチラ […]

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500Xが、わが家にやってきた!片桐 仁さんインタビュー Vol.02

俳優、彫刻家、コメディアン、そして父親と多彩な顔を持つ片桐仁さん。 最近『500X』を家族に迎え、現在フィアットのキャンペーン「#MyFirstFIAT」に出演中の片桐仁さんへのインタビュー第2弾。今回は、アートとの出逢いやこだわり、そして俳優の仕事について、根掘り葉掘り伺いました。     アートに目覚めた子供時代 現在、不条理アート粘土作品展「ギリ展」を全国で順次開催している片桐仁さん。俳優としてはもちろん、アーティストとしても積極的に活躍している片桐さんに、アートとの出逢いについて聞いてみました。 「僕は、とても「不用意な子」でしたね。まあ、ウチの子供みたいな感じで(笑)。 例えば、田んぼに自転車ごと突っ込んで泥だらけになったり。そんな僕が子供の頃に好きだったのは、ウシガエル捕まえたり、ザリガニ捕ったり、虫捕りしたりすること。とにかく、外で遊んでいましたね。 あと、子供の頃から絵を描くのは好きでしたね。粘土遊びとか、木を彫ったりとか、そういうのも好きでした。 なかでも、とても印象的だったのが幼稚園の時。たまたま描いたロケットの絵が賞を獲って、郵便局に貼り出されたんです。それから、小学1年生の時に描いたニワトリの絵が金賞を獲ったり。唯一、周りから褒められるのが絵だったので、子供心に「それだけ、がんばろう!」と思ったのを、いまでも憶えています」     アートに大切なのは、笑いの要素 自身の作品にさまざまなアイデアを盛り込んでいる片桐さん。そんなアートを生み出す上でこだわっているポイントは、何かあるのでしょうか? 「僕が作品を制作する上で大切だなぁと思っているのは、笑いとアート性。現代美術の作品の中にも、クスッと笑えるものって結構あるじゃないですか。だまし絵とか。そういうのが好きなんですよね。 日常的に使う物に粘土を盛って作った僕の作品には「使いにくい!」っていう笑える要素があると思うんです。しかも、それを「持ち歩く」っていうのもアートだと思いますね。 ときどき、子供の同級生に「なんで、こんなの使うの?」って言われることがあるんですけど、そんな時には「なんで、そんな普通のこと言うの」って返しています(笑)。 僕の場合は、作品自体が名詞みたいなものですからね。 そもそも、粘土作品を作り始めたのは、雑誌の連載がきっかけ。気がつけば19年間で約180作品も制作しました。 「あの時、こうだったなぁ」とか「楽屋で作ったなぁ」とか思い出も含めて、全部思い入れはあるんですけど、評判が良かったのは1作目の「俺ハンテープ台」。 これを初めて見た時、連載誌の担当者が「毎月こういうのを作るんですか?」って、とても驚いていました。編集部の人たちにも評判が良かったので、初めの頃は自分の顔ばっかり作っていましたね。 あと、スゴく憶えているのは「カエルちゃん」。この時は、モーレツにカエルが作りたくて、ガラケー(携帯電話)をベースに作っちゃったんですよね。これを首から下げてたら「なんで、首からカエル下げてるんだ?」とか言われて。「いや、電話だから携帯しないと」って。これが、役者仲間にものすごく評判が良かったんです。 獅子舞の顔をしたインスタントカメラ「マイしし」も好きですね。これは、カメラマンさんがフード被っている時、獅子舞みたいになるっていう。そういうイメージで作りました。これで使ったインスタントカメラは、嫁さんから奪ったものなんですよ(笑)。 初期の作品は、クリーチャーっぽいものが多かったんですけど、この頃からカエルとかカニとか、実はシンプルなものが意外と面白いんだなと思い始めましたね」 写真/大坪尚人/講談社   インスピレーションを刺激したアーティストたち 美術大学出身の片桐さんには、さまざまな分野で影響を受けたアーティストがいるとか。どんな人たちに影響を受けたのか?詳しく聞いてみました。 「影響を受けたアーティストは、たくさんいますね。 フィギュアの世界だと、造形作家の竹谷隆之さん。竹谷さんが作るクリーチャーとかが好きだったので、同じ粘土を買って、同じヘラを使って。最初はマネしてましたね。 ある時、幸運にもご本人にお会いする機会があって、工房にもお邪魔したんですけど、いまでも同じ道具使っているんですよ、何年も、何年も。もう、感激でしたね。 それと、サルバドール・ダリにもとても影響を受けました。初めてダリの作品を観たのが、なぜか彫刻展だったんですね。 本当は絵が見たかったのに、彫刻ばっかりで。だけど、そこで観た「象(別名:宇宙象)」っていう作品の立体版があったんです。これは、衝撃的でしたね。 ダリの絵って、めちゃくちゃスゴいじゃないですか。「引き出しのあるミロのヴィーナス」とか、立体になってもスゴく良くって。実際には、ダリの絵を観たことがなかったんだけど、 何かうねりのようなシュールレアリズムのエネルギーが生で感じられて、ある意味絵よりスゴいなって思って。絵も感動するけど、立体って面白いなぁって。ダリは、そんなきっかけをくれたアーティストです。 あとは、ロン・ミュエック。人間そっくりの作品が、ちょっと不気味で。大きかったり、小さかったり、写真で見るとサイズがわからないんですけど、とにかくインパクトが強い。例えば、4メートルくらいある胎児の作品とか。ああいう作品を観ると、本当にスゴいなぁと思いますね。 そうそう、実は僕、ゴッホが好きで油絵がやりたかったんです。 なかでも、ギュスターブ・クールべっていう画家が好きで、僕もスカンブルっていうペインティングナイフを使ってグイってと色を重ねる技法で、キャンバス上で油絵具を混ぜたりして。 でも、だんだん厚塗りになって、左官屋さんみたいになってきちゃって。先生から「お前は筆を使え」って言われたりして。もう、漆喰(しっくい)を塗るみたいになっていましたね。周りからは「もう、それ彫刻じゃん」みたいに言われたりしてました(笑)」     アートは、とっつきやすいクリエイティブ 子供のように目を輝かせながら、楽しくアートの話をする片桐さん。ところで、片桐さんにとって、アートとは一体どんな存在なのだろう? 「アートっていう言葉が持つ世界が広すぎて、人によっていろいろな解釈があると思うんですよね。僕にとってアートは、とにかく“とっつきやすいクリエイティブ”。 大人から子供まで笑える。で、クイズみたいに「これは何だ?」ってなる面白さがある。持ち歩く面白さもあるし「それ何?」って興味を持ってもらえる不思議さもある。 いつも持ち歩いている作品は、僕にとっては、いわばコミュニケーションツール。 初対面の先輩の役者さんって、正直どう喋ったらいいのかわからないじゃないですか。でも、向こうから「それ、気になるんだよねえ」とか言われて。それがきっかけで、会話が弾んだり。そういうきっかけを作ってくれる、メリットもあるんですよ。 ときどき、子供たちの粘土教室をするんですけれど、その時もうまく作ろうとしなくていいと、子供たちに言っています。うまく作れなくても「何か」になる。「言葉にならない何かがあるはずだから」ということで作ってもらっています。 泥んこ遊びの延長というか、触って感じること自体が大事かなと思っています。 アートって、その人のライフワークだったり、人生を映し出すものだったりする。いろいろな素材を使って、いろいろな作品を作る人は、いろんなことを考えている。 日常を生きる中で、新しい考え方に出逢えるきっかけになると思うんです、アートって。いろんなことを楽しめる、面白がれるきっかけを教えてくれる、そんな気がします」     仕事のポイントは、楽しむこと 多彩な活躍の中でも、役者としての活躍がめざましい片桐仁さん。コミカルな演技はもちろん、クールな役もこなす「役者・片桐仁」は、どのように仕事と向かい合っているのか?その思いを聞いてみました。 […]

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500Xが、わが家にやってきた! 片桐 仁さんインタビュー Vol.01

芸人、役者、アーティストと、多彩な才能を発揮するタレントの片桐仁さん。 最近『FIAT 500X』のオーナーになった片桐さんへのインタビュー第1弾。 今回は、家族のこと、そして新しく家族になった『500X』のことを中心に、いろいろなお話を伺いました。     家族がいるから、まいにちは楽しい ドラマ、舞台、そしてバラエティーと、多忙な日々を過ごす片桐仁さん。そんな片桐さんにとって、家族とは、そして家族と過ごす時間とはどういう存在なのでしょうか。 「やっぱり自分を構成する大きな要素ですよね。家族がいるから、いまの自分がある。そう思います。まぁ、ときには煩わしく感じることもなくはないですけど(笑)。 あと、家族で出かけることや、昔親に言われて嫌だったことなんかも、実は大人になるためになくてはならないものなんだなぁと思うようになりましたね。 僕の場合、職業柄休みも不規則だし、スケジュールを自分でコントロールできないので、家族と過ごす時間も少なくなりがちなのですが、嫁さんがいろいろ計画してくれるので、本当に感謝しています。 仕事に追われている時には「あんまり会ってないね」とか「あんまり喋ってないね」と言われることもあるので、今回新しく家族になった『500X』に乗って、みんなでドライブできたのは、とても楽しかったし、いい体験でした」     大切なのは夢中になれるもの 家族との時間を、とても大切にしている片桐さん。 そんな時間の中で、特に大切にしているポイントは何なのだろう? 「子供が夢中になっているものを、むやみに止めちゃいけないなぁって思っています。ときには、止めますけど(笑)。でも、できるだけそうしようと考えています。 子供が何に興味を持つかわからないし、親としては夢中になれるものを見つけ出して欲しいという思いもありますからね。なので、そういうものを探す手伝いをしてあげられたらいいなって思っています。 でも、最近子供たちがスマートフォンでゲームばかりしているので「それはなぁ〜」と思っちゃうんですけど、これもコミュニケーションツールのひとつだし。子供と同じゲームをやっていて、嫁さんから「お風呂に入って!」と怒られることもあったり。 とにかく、子供たちが何か夢中になれることを探し出してくれることを願っています」     500Xは家族の距離が近くなるクルマ 片桐さん家族が『500X』に乗って、初めての遠出をした今回のドライブ。 その時、車内はどんな雰囲気だったのでしょうか。 「子供たちが、いつものように小競りあいしていました(笑)。クルマの中って、家よりも世界が小さいから、もうくだらないことでも楽しいですよね。 今回のドライブは撮影だったにもかかわらず、家族全員まったく緊張感がなくて。日常感しかなかったですね。 そういう空気感も『500X』が作ってくれたのかもしれません。 『500X』は、コンパクトだからみんなの距離感も近いし、家族4人で乗るのにちょうどいい。上の子も大きいけど、後ろの席でも全然狭さは感じなかったですね。 嫁さんも、初めて乗ったクルマという感じがすぐになくなって「すごく運転しやすかった」って言っていました。 しかも、荷物も結構積めるので、今回みたいなピクニックにもいいですし、コンパクトで駐車場にも停めやすいので街乗りも心配ないし。普段乗りにもピッタリですね。 『500X』がやって来てからのまいにちに、嫁さんも子供たちもワクワクしていると思います。あっつ、もちろん僕も」     欧州車はアーティスティック この度『500X』を家族に迎えた片桐さん。 実は、以前、とても気になっていたフィアット車があったとか。 「僕はもともと、ヨーロッパのクルマが好きなんです。日本車にはないデザインとか色とか。パーツひとつに至るまで、こだわり抜くみたいなところが、やっぱりいいですね。 昔『フィアット ムルティプラ(1998年モデル)』を、本気で買おうと思ったことがあったんです。 日本車には絶対にないあのデザイン。前列と後列にシートが3つずつのインテリアのレイアウト。「こんな変わったクルマ、なかなかないなぁ」って思いましたね。 長男が生まれたばっかりだったので、真ん中の席に乗せて、僕と嫁さんと3人で全列に並んでいたらかわいいだろうなって想像したりして。 でも、ボディサイズが大きくて駐車場に入らないということがわかって、諦めざるをえなかったんです。 とにかく『ムルティプラ』をはじめ、ヨーロッパのクルマってアーティスティックな感じがするんですよね。 アートって、その言葉が持つ世界が広すぎて、人によって捉え方が違うと思うんですけど、僕にとってアートとは「とっつきやすい」もの。 僕の作品もそうですけど、大人から子供まで楽しめる面白さがあるというか。身近なものだったり、普段持ち歩ける楽しさだったり。「それなに?」って興味が湧く。そういう作品が好きですね。 アートは、コミュニケーションツール。僕は、そんな風に思っています」     独自の感性でアート作品の制作や、コメディアン・役者として演技に打ち込む片桐さん。 『500X』と過ごす日々の中、どんな変化があるのか、どんな発想が生み出されるのか。これからの片桐さんの活躍にも大注目です。   ※片桐仁さんのインタビュー第2弾はコチラ #MYFIRSTFIAT with […]

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FIAT 500Cが、新しい世界をみせてくれる|Celeina Annさんインタビュー

「海や山へ行って曲を作ったり、ギターを弾いたり、車でライブに出かけたりしたい」という思いから運転免許の取得にチャレンジした、ミュージシャンのCeleina Ann(セレイナ・アン)さん。2017年の年末には運転免許を取得し、憧れのFIAT 500Cも手に入れました。 愛車の500Cとともに過ごすカーライフについて、Celeinaさんにお話を伺いました。     免許を取ろう! 思い立ったその日に教習所へ   — 運転免許を取得しようと思ったきっかけを教えてください。   わたしはいま22歳で、免許がなくて困ることもなかったので、ずっと取らなくてもいいと思っていました。でも、ある日急に「免許があれば何かが変わる!」「ギターとお出かけしたい」って目覚めてしまって。その日に教習所に電話しました。   — その日に!? 思い切りましたね。   そうですね。衝動的に(笑)。   — もしかして、ミュージシャンの道を選んだことも衝動的に?   ミュージシャンには子どものころからなりたかったので衝動的ではないですが、 音楽活動の始まりとなったYouTubeの投稿は思い切ってチャレンジしてみました。 わたし自身、足踏みしてしまうことも少なくないですが、新しい挑戦をすることでいい結果を呼び込めているような気がします。     — なるほど。教習所では優秀な生徒でしたか?   ぜんぜん。学科はすんなりいけたんですけど、実技がダメで……。車庫入れには苦しめられました。いまもまだ練習中ですが、愛車の500Cはコンパクトなので教習所の車よりも取り回ししやすいですね。   — お仕事しながらの教習所通いは大変そうです。   大学も行って、仕事もして、教習所も通って、なかなかハードでしたが、昨年2017年のクリスマスあたりに運転免許を無事取得できました。     500Cのデザインに日々インスパイアされています   — 免許取得前からフィアットの車に乗りたかったそうですね。   はい、小さいころから憧れの車がフィアットだったんです。 母が若いころ、いまから40年以上前に乗っていたフィアットのスポルト・スパイダーというステキな車の話を母から聞いていて、いつしか私もフィアットが大好きになっていました。   — そして選んだ1台が500C。ルーフトップを開けて運転することもありますか?   普段のお仕事の移動だと難しいですが、オフにはオープンで走ることもありますよ。私は安全運転タイプなので飛ばしたりはしませんが爽快です!     — 愛車の500Cのお気に入りポイントは? […]

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