7月22日は、何の日かご存じですか? ヒントは、7(なな)2(ツー)2(ツー)。……そう、正解は「ナッツの日」。1996年に日本ナッツ協会によって制定された記念日です。ちなみに11月11日には「ピーナッツの日」という記念日もあるそうです。
今回はナッツの日にちなみ、至高のピーナッツを求めて千葉県は南房総の「木村ピーナッツ」までドライブでお出かけしました。
*店舗情報につきましては、取材時(2020年6月下旬)の情報となります。新型コロナウイルス感染拡大防止措置により、変更となっている場合がございますので、ご留意ください。また、外出の際は、上記ウイルス感染予防策を講じていただき、安全にご配慮いただきますよう、お願いいたします。
ドライブのお供は、フィアットのSUV「500X Cross(チンクエチェントエックス クロス)」。ピーナッツの色をイメージして「カプチーノ ベージュ」をチョイスしました。500のキュートなエクステリアをいかして一回り大きくデザインされた500Xは、ファミリーユースでもゆとりがあります。
また、フィアットの先進エンジンである1.3ℓ 直列4気筒 マルチエア16バルブインタークーラー付ターボエンジンと、6段デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の組み合わせによるアクティブな走行も魅力。加速が必要な首都高でのタイトな合流部分や、高速巡航のシーンでも余裕の走りをみせてくれます。
東京都内から出発して、首都高を走ること約30分。
川崎と木更津を15.1kmの直線で結ぶ東京湾アクアラインの真ん中に位置するパーキングエリア「海ほたる」でひと休みします。
海ほたるの特徴はなんといってもこのロケーションに尽きます。東京湾の真ん中に浮かぶ人工島で、海の上にあるパーキングエリアは日本でも唯一ここだけ。東京湾が一面に見渡せる眺望は、海ほたるでしか味わえません。
500Xとの写真撮影を終えたら、南房総を目指して再び出発します。
東京湾アクアラインを走り抜けたら、いよいよ房総半島に突入です。ここから南下して目的地を目指します。
見晴らしの良い館山自動車道では、クルーズコントロールを使って500Xに運転のお手伝いをしてもらいました。
クルーズコントロールとは、ステアリングのボタンからスピードを指定してあげることで、アクセルの調整をコンピューターが自動で行ってくれる仕組みです。アクセルの踏み込み過ぎや調整の必要がなくなるため、燃費の向上とドライバーの疲労軽減に一役買ってくれます。
500Xでのドライブは快適そのもの。都心から1時間半、あっという間に館山市の「木村ピーナッツ」に到着です。
ピーナッツ一筋60年。木村ピーナッツの代表・木村さんに、特別に畑をご案内いただき、ピーナッツ(落花生)についてお話しをお伺いしました。
— 千葉県はピーナッツの国内生産量が全国一位ですが、その理由は?
千葉の房総半島の温暖な気候と水はけの良い海の砂、そして海からのミネラルを含んだ潮風が落花生の栽培と相性がバッチリだからです。
潮風にさらされることで背丈が大きくならず、背は低いがその分ギュッと締まった落花生が育ちます。
— 栽培している落花生の品種を教えてください。
「千葉半立種(ちばはんだちしゅ)」という、日本で最も高級な品種です。
他の品種と比べると、殻の形が少しいびつで、粒が小さいのですが、甘味があり、コクが強いのが特徴です。どんな調理方法でも美味しく食べることができます。
— ピーナッツが1番美味しい時期はいつですか?
4月頃に種を植えて、約半年間栽培し、早生は11月頃から収穫が始まります。その後、製品に向けての選別作業や殻剥き作業を経るため、一番美味しいとされている時期は12月頃です。
1つの種から、多い場合だと60個のピーナッツが収穫できます。
— 殻の剥き方のコツを教えてください。
まず、ツルが生えている側と反対側にある”殻のくぼみ”を探します。つぎに、”殻のくぼみ”を上にして、そのくぼみを親指で押すと簡単に割ることができます。
間違えてツルが生えている側を押してしまうと、非常に硬くて割れ辛いんです。
木村ピーナッツのほとんどの商品は栽培→収穫→加工→販売まですべての工程を自社で手掛けており、工場併設の直売店で買うことができます。
まず最初にいただくのは、木村さん一押しの千葉半立種の手剥きピーナッツ。
世に出回っているピーナッツのほとんどは機械によって殻が剥かれているそうです。機械剥きは短時間で大量の殻剥き作業が行える一方でピーナッツの身を傷つけやすく、傷がついてしまった身からはどんどんピーナッツの旨味が逃げてしまいます。
木村ピーナッツの手剥きピーナッツは、文字通り一つ一つ人の手によってやさしく殻を剥いているため傷がつきにくく、旨味を閉じ込めたままの状態であることが最大の特徴です。手間のかかる作業にこだわるのは、美味しいピーナッツをお客様の元にお届けしたいからだと木村さんは話してくれました。
一口噛めばピーナッツの香ばしさが口いっぱいに広がり、ほんのり味付けされた塩味が甘味を引き立ててくれます。舌触りもなめらかで、ピーナッツのコクを感じることができ、巷にあふれるピーナッツとは明らかに一線を画するおいしさです。
えんじ色の薄皮にはポリフェノールがたっぷり含まれているため、健康的なおやつやおつまみとしてもおすすめです。
続いて名物の「ピーナッツソフトクリーム」をいただきます。牛乳で作ったミルクアイスとピーナッツペーストを混ぜて作る無添加のオリジナルソフトクリームです。
味わいは濃厚のひと言。でも甘さは控えめなので飽きがこず、何個でも食べれてしまいそう。過去には1日で7個食べた人も!
「落花生」という名前は、花が落ちて、実が生まれることからつけられたとされています。枯れた花は地面に潜り、ツルが種に栄養を送り、実を育てる。まるで人間が赤ちゃんを育てるかの様な不思議な一面を持った植物ですね。
今年の夏は、そんな不思議でおいしいピーナッツを求めて、南房総へのドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【取材協力】
(有)木村ピーナッツ
〒294-0048
千葉県館山市下真倉 236-3
TEL:0470-23-4823
FAX:0470-23-4769
公式サイト
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