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FIAT×アショカ・ジャパン 社会の問題に体当たりで挑む若者を応援

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“若さ”の持つ、向こう見ずな勢いを大切に。ともすれば、出る杭は打たれかねないこの世の中で、社会を変える可能性を秘めた、行動力ある若者のチャレンジを支援しているアショカ・ジャパン。Share with FIATの輪に、そんな新しい仲間が加わりました。社会の問題に取り組む若者が集うアショカ・ジャパン主催のイベント「WE ARE THE CHANGE」を取材しました。


WE ARE THE CHANGEとは


アショカ・ジャパンは、社会の課題を事業として解決することを目指す、社会起業家のネットワーク。アメリカで1980年に誕生した非営利団体です。社会問題に対し、目に見える課題の解決ではなく、問題が起こらないように構造そのものを改善することに取り組み、さらにはそのソリューションの普及と人々のマインドセットの変化を目指す。そんな高い意識を持つ社会起業家を、アショカでは“アショカ・フェロー”と呼び、サポートしています。


半年に一度行われる「WE ARE THE CHANGE」。第12回となる今回は、その活動に賛同する日本ベーリンガーインゲルハイムを会場に、4組のユースベンチャラー志願者の審査や、現役ユースベンチャラーの活動報告会が行われました。

アショカによると21世紀のいま、数少ない社会起業家の存在だけでは、社会のスピードの変化に対応しきれないため、若者や教育環境に注目するようになったのだとか。こうして誕生したのがユースベンチャープログラム。12歳から20歳までの若者で、社会に対して抱いた違和感をそのままにせず、自分が本当にやりたいことに対してモチベーションを持ち、失敗してもまた立ち上がる。そんな行動力を持って課題に取り組む若者「ユースベンチャラー」を支援しています。今回のイベント「WE ARE THE CHANGE」では、新たなユースベンチャラーを志す若者を、認定するか否かを審議するパネル審議会が行われました。


新たなユースベンチャラー発掘の場となるパネル審査会。アショカ・スタッフと審査員により審議を行い、志願者認定の可否を決めます。ユースベンチャラーには、自身の中で沸き起こった興味や関心を、行動力を持って実践することが求められます。

フィアットもアショカ・ジャパンのこうした取り組みに共鳴し、その活動をサポート。今回のイベント「WE ARE THE CHANGE」では、FCAジャパン株式会社 マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセがパネリストとして、ユースベンチャラー志願者の審査に加わりました。パネリストはそのほか、エン・ジャパン株式会社 創設者・CEOの越智通勝氏、STYZ.inc共同創設者の佐藤朋生氏、島根県立津和野高校で高校魅力化コーディネーターを務めていらっしゃる牛木力氏という具合に様々な分野から招かれ、ユースベンチャラーのプレゼンテーション後に、さまざまな質問を投げかけました。


FCAジャパン株式会社 マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセ。「企業にとって利益を求めるのは当然だが、同時にとても大切なのは“Love”を発信すること。その気持ちは、学生も社会人も一緒」と述べました。


社会の問題に自由な発想で取り組む

今回、ユースベンチャラーを目指して集まったのは、14歳から20歳までの4組5名。そんな若者たちが、仲間や大人たちの前で立派にプレゼンテーションを行い、自らの問題提起やその動機、問題の背景調査、そのための解決法や、現在行なっている活動内容を報告しました。一例を紹介しましょう。

工藤柊さん(20)は、道路でぺちゃんこになった猫を見た衝撃から、動物の殺処分など色々な問題について調べていくなかで、畜産動物の存在に目を向けたそうです。そして高校3年生の時にヴィーガン(動物を食用したり、利用したりしないライフスタイルや、それを実践する人)を実践しました。ところが日本では、外食ひとつをとっても、ヴィーガンを実践するのはハードルが高いことを実感したそうです。そんな“優しい人が不幸になる社会”を改善するため、SNSなどをツールとしてヴィーガン共感者の輪を広め、NPO法人日本ヴィーガンコミュニティを設立。現在、その代表を務めながら、ヴィーガンやベジタリアンを実践しようとしている人たちの生活の向上を目指し、ひいてはその先にある平和な世界への貢献を目指していらっしゃいます。


ヴィーガンが文化的、経済的に住みやすい環境の実現を掲げ、活動されている工藤柊さん。

他にもフリーランスエンジニアとして活動されている東翼さん(14)は、プログラミングやアプリケーション製作の経験を生かし、「プログラミング教育の創設」を提案。オンライン/オフラインで学習でき、誰もが作りたいものを創造できる環境の構築を提案しました。また、インターナショナルスクールに通う足立惟光さん(15)と野崎夏楠さん(14)は、日本の美点のひとつである「清潔」が、一部の繁華街などでポイ捨てにより脅かされている現状を危惧。そこで得意の英語力を生かし、外国人観光客にゴミの持ち帰りを呼びかけるチラシとゴミのゴミ袋の配布を行っています。読者愛好家である池本次朗さんは、地方への無人古本屋の設置などを視野に、本のすばらしさを多くの人に広める環境づくりを追求されています。


繁華街にゴミ捨て場が少ないことがポイ捨ての原因との仮説を立て、観光客にチラシやゴミ袋の配布を行っている足立惟光さん(左写真・右)と、野崎夏楠さん(右写真・右)。


自身の“気づき”を大切に


「WE ARE THE CHANGE」では、ユースベンチャーになった方の活動報告会も行われました。そこでは、ユースベンチャープログラムによる支援を得て、活動の幅を広げた若者たちが、ビジョンの達成に向けて行っているアクティビティの中間・最終報告が行われました。精力的に活動を続けていくなかで、新たな問題に直面したり、状況改善のためのヒントを探ったり、会場で仲間と情報共有を行ったりして、問題や喜びを分かち合っている様子が印象的でした。


「WE ARE THE CHANGE」は、既存のユースベンチャーの活動報告会も併催され、情報交換を行ったり、互いに刺激しあったりする場にもなっています。

それぞれ活動内容やその動機、プロセスはさまざまですが、公益的な活動に向け、考え、行動をし、それを共有する精神は、社会活動家に通じると感じました。また、皆さんのプレゼンテーションを聞いて印象的だったのは、それぞれがビジョンに向けた活動を行っている過程で、新たな“気づき”を見つけ、それを今後の活動の糧とされていたこと。アクションを起こしたことで視野が広がり、さらなる進化を遂げているようです。


現役ユースベンチャーの報告会の模様。

ハートを持って、社会に有益な活動に精力的に挑むモチベーションの高い若者を支援したい。フィアットではそうした想いから、ユースベンチャープログラムを支援しています。12歳から20歳というのは、多くの可能性とエネルギーに満ちた世代。そのパワーをどこに向けるかは人ぞれぞれです。自己の利益を追求する人もいます。そうしたなかで、ユースベンチャープログラムにはたくさんの立派な若者が集まっていました。将来、ここから社会を変えてしまう社会起業家は生まれるのでしょうか。その可能性は十分にあると感じました。



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