キャンプブームのいま、仲間から一目置かれるワンランク上のアウトドア料理とは?
東京・代官山の焚き火イタリアン「ファロ(falò)」で日々炭火と向かい合う樫村仁尊シェフに、バーベキューにおすすめのレシピを教えていただきました。
ポルケッタは、ハーブやにんにくで味付けする、イタリアの伝統的なローストポーク。炭火焼きとの相性は抜群で、ファロのスペシャリテともいえる一品です。料理にチャレンジする際は、タコ糸&アルミホイルもお忘れなく。
【材料】
・豚バラ肉 700g
・塩 9.1g(豚の総量に対して1.3%)
・セイジ、ローズマリー、イタリアンパセリ各4g
・にんにく8g
【作り方】
❶ 豚バラ肉は室温に戻して、包丁の先で穴をあける。
❷ ハーブとにんにくは細かくみじん切りにし、豚バラ肉の内側にしっかりと塗りつける。
❸ ❷をくるりと巻いたら、豚バラ肉が開かないようにタコ糸で縛る。
❹ 炭火で豚バラ肉の外側を香ばしく焼き、アルミホイルで包み、炭台の端で約40分ゆっくり火を入れる。
❺ 金串を刺して中心が熱くなったら、アルミホイルを取って再び表面を香ばしく焼きあげる。
桃と水なす、どちらも夏が旬の食材で相性の良い、いわゆる「出会いもの」。ジューシーなフルーツと野菜の意外な組み合わせは、乾いたカラダに染み入るようなおいしさです。切って和えるだけの簡単調理で、いつものサラダと差がつけられます。
【材料】
・桃 2個
・水なす 2個
・生ハム 3~4枚
・モッツアレラチーズ 1個
・白ワインビネガー 15g
・パルメザンチーズ(すりおろし) 20g
・ミント 10枚くらい
・塩 適量
・オリーブオイル 適量
【作り方】
❶ 桃は皮をむき食べやすい大きさに切る。水なすは食べやすい大きさに裂く。モッツアレラチーズは食べやすい大きさに切る。
❷ ボールに❶の材料とちぎったミントを入れ、塩、白ワインビネガー、パルメザンチーズ、オリーブオイルを加えよく混ぜる。
❸ お皿に盛り付け上からちぎった生ハムをそえ、仕上げにオリーブオイルをかける。
南イタリアのプーリア州発祥といわれる、パエリアのような米料理「ティエッラ」をダッチオーブンを使って炊きあげます。現地ではムール貝を使うことが多いですが、あさりでも十分美味です。肉料理が多くなりがちなバーベキューのシメに、魚介の旨みがたまりません。
【材料】
・ジャガイモ(大) 1個
・トマト 2個
・玉葱 1/2個
・あさり 300g
・えび(むきみ) 100g
・にんにく 小1かけ
・イタリアンパセリ(ざくぎり) 適量
・米 250g
・水 250g
・パルメザンチーズ(すりおろし) 15g
・塩 適量
・オリーブオイル 適量
【作り方】
❶ ジャガイモは皮をむき5mm位の厚さに切る。トマトは1cmくらいの厚さに切る。玉葱は2~3mmにスライスする。
❷ ダッチオーブンの底にオリーブオイルを塗り、ジャガイモ、玉葱、トマトを1/3量適当に並べ、上から塩、米1/2、チーズをかける。残りの分量も交互に重ねる。
❸ 一番上にあさりと海老をのせ、水を入れ火にかける。
❹ 最初は強火で、沸騰したら火の弱い所で14分炊く。
❺ 炊き上がったら皿に盛り分け、好みで塩、オリーブオイル、チーズ、イタリアンパセリを散らして食べる。
レシピの分量や時間にとらわれず、“だいたい”でも美味しくなるのがバーベキュー。「味がもの足りなければあとで塩をすればいいし、焦げたってそれもまた楽しい」と樫村シェフ。
「おおざっぱに、豪快に。そんなところもイタリアらしさ! バーベキューに計量カップは不要です」
皆さんもぜひイタリアンなバーベキューにチャレンジしてみてください。
【取材協力】
ファロ(falò)
〒150-0034 東京都渋谷区代官山町14-10LUZ代官山B1
TEL 03-6455-0206(予約可)
月~土 17:00~21:00(L.O.)
日・祝日 15:00~21:00(L.O.)
木曜日定休
https://falo-daikanyama.com/
*店舗情報につきましては、掲載時(2020年8月28日現在)の情報となります。新型コロナウイルス感染拡大防止措置により、変更となっている場合がございますのでご留意ください。また、外出の際はウイルス感染予防策を講じていただき、安全にご配慮いただきますようお願いいたします。
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