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BIRRA ARTIGIANALE

おいしいイタリア〜欧州で大人気、クラフトビール「baladin バラデン」

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多様なスタイルをもつ「クラフトビール」

クラフトビールとは、造り手の想いやこだわりが行き届く小規模な醸造所で精魂込めて作り出される、まさに手工芸品(Craft)のようなビール。柑橘系やトロピカル系、花などにたとえられる芳醇な香りとフレッシュなフレーバー、なめらかなノド越しは「ビールって苦手」と敬遠していた人々にもうれしい驚きを持って受け入れられ、アメリカ、ヨーロッパ、そして日本へと、世界を席巻しています。

そもそもビールの種類(スタイル)はとても豊富です。代表的なのはピルスナー、ペールエール、ヴァイツェン、スタウトなどですが、実際には100以上のスタイルが存在するともいわれます。日本の大手が造るのはそのうちの数種に過ぎず、しかもピルスナーが主流なので「ビールの味なんてどれも同じ」と思い込んでいた人がいても仕方ありません。けれど、クラフトビールにはじつに多様なスタイルがある。だからこそ「クラフト」なのです。

 

teo_musso

Teo Musso テオ・ムッソ/baladin代表、醸造家。1986年、ピエモンテ州に小さなビアパブをスタートさせ、欧州各国のビールを探し歩いて販売。1996年には自ら醸造に乗り出す。大のビール愛好家であり同時に食通でもある彼は、開発に際し料理人の意見も積極的に取り入れながら、ビールと料理のマリアージュを探求。テオ氏のこだわりとアイデアと味覚から生まれたbaladinは世界中で愛されるビールへと成長を遂げている。

 

ビール通が注目、本物の味「baladin」!

中でもイタリアのbirra(ビール)は世界のビール通から熱い視線を注がれる注目株。そんな状況をクリエイトし、牽引してきたのが、今回ご紹介するbaladin(バラデン)です。イタリアで最初にクラフトビールを作ったバラデン。それは、昔から続く伝統ある醸造所ではなく、音楽とアートと食、そしてビールをこよなく愛する一人の男が築き上げた、情熱とこだわりのメーカーです。

 

アンバーエールタイプの「スーパー
初めて誕生したバラデンビールは、アンバーエールタイプの「スーパー」。輝くような琥珀色で、香りの第一印象は南国フルーツのよう。ドライフルーツやアーモンドを思い起こさせる風味もあり、バランスのいい味わいです。初めてバラデンを味わうなら、まずはこの1本からどうぞ。濃厚なフルボディなので、肉の煮込みや熟成チーズにもぴったり。

ベルギーのブランシュビールからインスピレーションを受けた「イザック」スーパー」醸造からほどなくして誕生したのがベルギーのブランシュビールからインスピレーションを受けた「イザック」。やや濁りのあるアプリコットカラーで、華やかな柑橘系の中にコリアンダーのような印象的な香りを感じます。前菜や魚にも合うデリケートな味わいで、アペリティーボ(食前酒)に最適です。

アメリカンペールエール「オープンクラシカ」華やかな香りと力強い味わいが特徴のアメリカンペールエール「オープンクラシカ」。焦がしたモルトに由来するアンバーの色合いが特徴的。ナッツのような香ばしさがあり、複雑ながらも飲み口のいいテイストです。オープンとは、イタリア国内にてこのビールのレシピなどを公開していることに由来します。

「オープン」のアンバーエールバージョン、「オープンリゼルヴァ」「オープン」のアンバーエールバージョン、「オープンリゼルヴァ」。ホップの芳醇な香りと苦み、ビスケットのような香ばしさがバランスよく保たれています。クラシカはビーフジャーキーやスモークチキン、リゼルヴァは肉料理やチーズに合わせて。日本で販売中のバラデンは今のところ4種類ですが、実際に醸造されているビールはなんと30種類。その豊富なバリエーションで多くのファンを虜にし、イタリア各地だけでなくNYでもビッレリア(ビール屋)を展開、バラデンの魅力を広めています。また、かつて醸造所に併設されていたビアパブは、現在、ビールを楽しみながら滞在できるホテル「CASA BALADIN」として営業中。すばらしい雰囲気の客室と、本格的な料理+それに合うビールを提供するリストランテが、高い評価を得ています。

 

バラデンの原料

おいしいビールを追究するため、素材の質にも真摯に向き合います。一般的に大麦やホップは外部の農家から仕入れるものですが、バラデンでは原料の80%以上を自社で生産。ビールへの「愛」をひしひしと感じます!

 

バラデンの追究は「飲み方」にも及びます。料理との相性を考え抜き、味のバリエーションも豊富だからこそ、グビグビあおるように飲むのではなく、言ってみれば「ワインのように」味わいます。オリジナルのグラスがワイングラスの形状に似ていることからもわかりますが、まず芳醇な香りを嗅ぎ、口に広がる複雑な味わいを楽しみ、シルキーなノド越しを感じる、そして、料理との相性をも堪能する。とはいえ気取ったり気負ったりする必要はなく、「本物の味」を陽気にカジュアルに楽しむのです。

 

750mlボトル

250ml以外に、たっぷり飲める750mlボトルも。本国では3Lの大瓶まであるそうですから、驚きです。750mlサイズはワインのようにコルクで閉じたものもあり、新たな雰囲気を提供してくれます。

 

じつは、バラデンはイタリアのFIATとコラボレーションも果たしています。2007年、FIATが新しい 500(チンクエチェント) をリリースした際、レセプションに訪れたVIPやジャーナリストへのギフトとして用意されたのが、500 のロゴが入ったバラデンビール(500本の限定生産!)と、バラデンのロゴが入った 500 のミニカーだったのです。さらに、この特別仕様の 500 はミニカーだけでなく実物大の実車もバラデンスタッフに一年間貸与されました。バラデンがある小さな村Piozzo(ピオッツォ)を走り回る愛らしい 500 の姿。ぜひ見てみたかったですね!

 

ビールで乾杯する人たち

 

 

baladin
三井食品株式会社

※バラデンビールは全国のスーパー、酒販店でお取り扱い中です。インターネット通販でもお買い求めいただけます。そのほか、お問い合わせは下記までお気軽にどうぞ。
0120-062-014(三井食品株式会社 お客様相談室)

 

撮影 SHIge KIDOUE
取材・ 文 山根かおり

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