高原でのフェスや、温泉旅行やちょっとしたハイキングなどに出かけることも増えるこの季節。
そんなドライブシーズンと切っても切れないのが山道や峠道。
日頃から山道に慣れている方はともかく、そうでない方の中には…。
「上り坂で気持ちよく走れない…。」
「下りでエンジンブレーキって…。ついついブレーキを踏みがち…。」
そんなお悩みをお持ちの方も多いようで。
中には「小さなエンジンのFIATは、上り坂は苦手でしょ?」なんて諦めている方も…。とんでもございません!
4,000m級のアルプスと隣接した街、トリノで生まれ、山道で鍛えられたFIATにとって、上り下りの坂道はむしろ大好物。
小さなエンジン、小さなボディのFIATたちですが、その「軽さ」という武器をより効果的にしてくれるのが、マニュアル・トランスミッション(以下MT)やその自動版であるデュアロジックシステム。
クルマは、軽ければよく加速し、よく曲がり、よく止まります。
軽いクルマの方が、重い車よりも上り坂はスイスイ、下り坂でも安心して曲がり、止まることができます。
運転において「気持ちよく走る」ことはとても重要で、疲れにくく集中力も保て、結果として安全も担保できるというメリットがあります。もちろん消費する燃料も少ないし、ブレーキやタイヤの摩耗も少なくて済みます。
いい走りの基本である「重量」こそ、クルマにとって最も重要な要素なんです。
AUTOモードでマニュアルシフト
FIATのデュアロジックは、クラッチペダルのないMT、つまり自動MTとも呼べるシステム。構造がほぼMTなので、重量がとても軽く済みます。そんなデュアロジックの恩恵を最も体感できるシチュエーションこそ山道です。
今回はAT車のようにラクラク走行が可能な「AUTOモード」でのドライブのコツについてご紹介します。
走行中は、上の写真の位置にシフトレバーがあるわけですが、例えば、ちょっと上りがきついなと感じれば、さっとシフトノブを一度トンと前に倒してみてください。ギアが一段落ち、エンジンがうなりをあげて俄然元気な走りにかわります。
また、下り坂でスピードが出過ぎるような状況でも、同じようにトンとシフトを前に倒し、一段ギアを落としてください。
効果的なエンジンブレーキとなって速度の増加を未然に抑えてくれます。
唯一のコツは、シフトダウンのときにアクセルペダルを踏み込まないこと。
ただ単にシフトレバーを前にトンと一回倒すだけ。たったこれだけの動作で、山道が俄然走りやすくなります。
こうしたATのシフトチェンジという動作は、自動車教習所で教わることはありませんが、実に簡単ながらもとっても効果的。
「でも、シフトチェンジをミスって壊れたりしない?」
そんな悩みもデュアロジックなら安心。
無理な速度や回転数でもクラッチをつなげようと思えば繋がってしまう普通のMT車では、シフトミスは致命的な行為。最悪トランスミッションやエンジンを壊す可能性もありますが、デュアロジックでは無理なシフトチェンジなどを受け付けず、しっかりとあなたをフォローしてくれます。
また、実際に試してみるとおわかりいただけると思うのですが、このシフトノブの形状や位置が、積極的なシフトチェンジに最適な位置にあることがわかると思います。
クラッチいらずのお手軽ゲーム感覚で、あたかもMTの上級者顔負けの走りがエンジョイできる。
これぞ、「よく走るクルマ」といわれるFIATのコダワリの一端といえるでしょう。
イタリアの山道では、実に見事にスイスイと走る小さなFIATたちによく出くわします。イタリア人は老若男女問わず、クルマのエンジンがはつらつとパワフルに活躍できる、「おいしい回転数」をよく理解した上で、的確なシフトチェンジを行っています。
特に、小さなエンジンで重要になってくるこの要素。デュアロジックでは簡単に誰でも体験と理解が可能なんです。
イタリアのFIATの「最もおいしい部分」である、ドライブを積極的に楽しむためにも、デュアロジックのマニュアルシフトを是非楽しんでみてください。
「平成30年7月西日本を中心とした豪雨」により被害を受けられた地域の皆さまには謹んでお見舞い申し上げます。
これらの状況を受けまして、FCAジャパンでは、被災された方々を支援するために
CSV活動でのサポート団体ピースウィンズ・ジャパンの緊急災害支援に協しております。
下記サイトのクラウドファンディングを通じて、募金を集めピースウィンズ・ジャパンを通じて被災地にお届けします。
▼平成30年7月豪雨 緊急支援ご協力のお願い
https://donation.yahoo.co.jp/detail/925021/
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