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山崎貴監督インタビュー : 最新作『ルパン三世 THE FIRST』への思いを語る Vol.01

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2019年12月6日公開の映画『ルパン三世 THE FIRST』。3DCGというフォーマットでスクリーンに帰ってきた新たなルパン三世に、フィアットファンやルパン三世ファンはもちろん、老若男女問わず巷で大きな注目が集まっています。
そこで、本作の監督と脚本を手がけた山崎貴監督にインタビュー。
山崎貴監督のヒストリーや『ルパン三世 THE FIRST』について、そして『FIAT 500』への思いなどを、前編・後編の2回にわたりご紹介します。


幼い頃から魅了され続けた映像の世界

次々とヒット作を生み出す日本を代表する映画監督・山崎貴さん。脚本やVFX(ビジュアルエフェクツ)まで、多岐にわたり大活躍する山崎貴監督が映像の世界に魅せられたきっかけや、自身の作品にかける思いを伺いました。

「幼い頃、怪獣映画を作っている人たちがいると知った時から、映像関係の仕事がしたいと思っていましたね。長野県から上京した後、アルバイトなどで映像の仕事に関わるうちに、知り合いが出来たりして、本格的に映像の仕事に携わるようになりました。子供の頃から本当になりたかった映像を扱う業界に入れて、夢が叶ったということですね」。


「子供の頃は、怪獣映画とか特撮ものの番組をとても楽しみにしていました。そして、何と言っても中学時代に観たハリウッド映画のSF超大作の存在は、僕にとってとても大きいですね。あの頃って、当時だけではなく、後々まで愛され続けるVFXのアイコンになるような作品が次々と発表されていて。そのような作品たちを観て“こういうことを仕事にできたら、本当に楽しいだろうなぁ”と思い、本気でこの世界を目指しました」。


「なかでも、スティーブン・スピルバーグ監督の作品『未知との遭遇』には、大きな衝撃を受けましたね。UFOの映画ということもあって、最初はアダムスキー型の円盤が出てくる程度の映画じゃないかとあまり期待をしていなかったのですが、実際に観てみたら驚愕。素晴らしい映像が乱舞するというか。マザーシップが本当に巨大だし、初めてみる映像ばかり。特撮的な映画を観て、初めて“本物が出てきた!”という感じがしました。それまでは見立てというか、観る側にある程度の心構えが必要だったのですが『未知との遭遇』は、本当にあったことを映した映画なんじゃないかという錯覚に陥るくらいの凄さがあってビックリしました。その後も、続々と素晴らしい作品が公開されて。ああいう活きのいい時代の映画たちに、大洗礼を浴びてしまったという感じですね」。


驚きの映像とストーリー性で人々を魅了する

学生時代から、衝撃的な作品に心を奪われてきた山崎監督。その感動は、現在自身の作品にどのような影響を与えているのか、そしてどのようなこだわりを生み出しているのか、お話を伺いました。

「あの頃の衝撃がいまでも続いているというか、やはり映像でビックリさせたいという思いは常にありますね。また、初めて劇場で観た映画が『ロッキー』だったんですけれど、最初からドラマとして素晴らしい作品を観せられたこともあって、作品制作の際はストーリー性もとても重要視しています。僕の作品『アルキメデスの対戦』では、VFXを駆使した部分にもドラマの部分にもとてもこだわりました。VFXがただ単に脅かしだけではなく、物語にしっかりと食い込んでいるんです。これからも、VFXを使った映像とストーリーが渾然一体となった、骨のある作品を制作していきたいですね」。


「また作品を制作する際には、いつも初めて観る映像を描きたいという思いがあります。何度も描かれている題材でも、見せ方や感じ方次第で新しい表現を見せられると思っています。『アルキメデスの対戦』でいうと、戦艦大和が沈むシーン。このシーンは、これまでも様々な映画でたくさん描かれていますが、実際はこうだったんじゃないかとか、こういう映像は見たことがないんじゃないかとか、そういう点にこだわりました。ベーシックな部分を大切にしながら、新しい驚きをできるだけ追加するよう心掛けています」。


500への思いと愛情を最新作『ルパン三世 THE FIRST』に映し出す

インタビューを続ける中で、山崎貴監督から愛車の話が。なんと、山崎家の愛車は『500』とのこと。最新作『ルパン三世 THE FIRST』の中で『500』を描くにあたり、意識した部分はあったのか、お話を伺いました。

「実は、僕の家のクルマは、限定車の黄色い500なんですよ。『ルパン三世 THE FIRST』を制作中は、スタジオのスクリーンの中で黄色の500を見ていて、家に帰ると黄色の500が待っている。なんか不思議な感じがしていましたね。『ルパン三世 カリオストロの城』をはじめとする、僕たちが思い描いているルパン三世の世界観と500が醸し出す雰囲気って、すごく似合っていると思うんです。僕自身、ルパン三世も500も大好きだし、とても親しみのあるブランドなので、今回の映画でもちゃんと活躍させなきゃいけないなぁと思って、カーチェイスシーンを制作していました(笑)。観ていただければわかると思うのですが、500が好きすぎて異常に活躍させている感がありますよ(笑)」。

『ルパン三世 THE FIRST』の公開まであとわずか。ルパン一味の活躍はもちろん『500』の登場シーンにもいまから期待が高まります。

山崎貴監督のインタビュー第2弾は、近日公開いたします。お楽しみに!


プロフィール
山崎 貴(ヤマザキ タカシ)

長野県松本市出身。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、映像制作プロダクションの白組に入社。00年『ジュブナイル』で監督デビュー。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)では、日本アカデミー賞16部門を制覇。続編『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、『ALWAYS 三丁目の夕日’64』も大ヒットを記録。以後『SPACE BATTLESHIP ヤマト』や『永遠の0』、『寄生獣』2部作を監督。また、3DCGアニメでも手腕を発揮し『STAND BY ME ドラえもん』では八木竜一氏と共同で監督。近年では『DISTINY 鎌倉ものがたり』や『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』『アルキメデスの対戦』など話題作の監督を多数務める、日本を代表する映画監督、脚本家、VFXディレクターである。


500の詳しい情報はコチラ
http://www.fiat-auto.co.jp/500/


映画『ルパン三世 THE FIRST』公式サイトはコチラ
https://lupin-3rd-movie.com


映画『ルパン三世 THE FIRST』予告1はコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=Uw7jrQQK3Mc


映画『ルパン三世 THE FIRST』予告2はコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=OIzHw0gVB0g


©モンキー・パンチ/ 2019 映画「ルパン三世」製作委員会

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