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[FIAT×MIJP Vol.17]お出かけにワクワクを! フィアットオリジナル ピクニックバスケット

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日本とイタリアを結ぶトリコロールの竹細工


「お出かけが楽しくなるようなピクニックバスケットを作ろう!」というのが、フィアット×メイド・イン・ジャパン・プロジェクト第17弾のテーマ。これまで同プロジェクトでは、マグカップやカトラリーなど数多くのテーブルウェアを製作してきましたが、今回はそれらをまとめて持ち運べるピクニックバスケットを作ることに。今から200年以上前に発祥したピクニックは、自動車の誕生により新たな局面を迎え、それ以後、クルマで行くのを前提としたピクニックアイテムが充実したそうです(関連記事)。ピクニックとクルマは相性抜群の組み合わせなのですね。

写真は、1957年に登場したヌオーヴァ500(左)ならびにその派生モデル「500 ジャルディニエラ(1960)」(右)のプロモーション写真。この時代にすでにフィアットでピクニックを楽しもうというライフスタイルの萌芽が認められます。


実際、自分のお気に入りのアイテムが生活に加わると、日常がもっとワクワクする。そういう感覚ってありますよね。そんなバスケットを求め、大分県・別府へGo!


完成したフィアットオリジナル ピクニックバスケット。ランチボックスやカトラリーをたくさん詰め込んで出掛けましょう!


ピクニックバスケット製作にあたり、白羽の矢が立ったのは、大分県の別府竹細工。大分県は、マダケの出荷量で日本一を誇る一大産地。竹は成長が早く、1日に1m以上伸びることもあるといわれます。芽も増えやすいことから、環境にやさしい材料で、しかも丈夫。そんな大分の竹を使ったフィアットオリジナル ピクニックバスケットを別府の竹細工職人、西本 有(たもつ)さんに製作いただきました。西本さんは、伝統産業である竹細工を、現代の人たちが求めるモダンなデザインに仕上げるのを得意としていて、心を込めてていねいに作られる竹製品は、全国から注文が入る人気商品となっています。そんな西本さんに、ものづくりのこだわりを聞いてみました。


竹細工職人、有製咲処(たもつせいさくしょ)の西本 有さん。屋号の“製咲処”には、作った製品がお客さまのもとで咲くように……という想いが込められています。


「お客さんに親しみを持って使っていただけるものを作りたいと常々思っています。そのためには四角四面なものづくりではなく、遊び心というか、所有することに喜びを感じていただけるような製品を追求することが大切なのかなと思います。たとえばカドに丸みを持たせて柔らかい造形にしたり、編み方を工夫して見映えにこだわったり。それを地域の竹を使って実現します。九州の竹は特に質が良く、堅牢で、しなやかで、かつ繊細さを兼ね備えています。手元に置きたくなり、長く使える。そんなものづくりを心がけています」と西本さん。実用性を確保しながら遊び心も忘れない。500やPandaのデザインに通じるものを感じますね。


西本さんが手掛けたカゴバッグ。温かさとモダンさを兼ね備えたつくりが特徴。


電子機器メーカーから30代の時に竹細工職人に転身されたという西本さん。いつかものづくりを生業にしたいという想いを20代の頃、前職で九州に転勤した時から心に抱いていたそうです。やがてその夢は現実のものに。 “お客さまの生活に華を添えるものづくりを”。そんな想いでつくった商品が、共感する方々の心を響かせているようです。では今回のフィアットとのコラボレーションは、どのような想いで取り組まれたのでしょうか?


西本さん(右)とFCAジャパン マーケティング本部長 ティツィアナ・アランプレセ(左)。手にしているのはお披露目会で披露されたフィアットオリジナル ピクニックバスケットの試作品。


「フィアットということで、イタリアらしさを演出しようと思い浮かんだのは“革”でした。革にはさまざまな色に染色されたものがありますので、表現の幅も広がります。そこで柔らかい革と硬い竹をいかに自然に組み合わせるか、融合させるかというところに心を砕きました。初めは自動車メーカーのフィアットがなぜ竹細工を? と思いましたが、調べていくうちに、フィアットは走りを追求するだけじゃなく、ライフスタイル全般に訴えかけるような取り組みをしていることを知りました。僕もどちらかというと伝統工芸という枠にはまらず、お客さまに純粋に楽しんで使ってもらえるようなものをつくりたいと思っているので、気持ちが通じ合うような感覚でバスケットづくりに取り組みました」と西本さん。こうしてフィアットオリジナル ピクニックバスケットの試作品が完成しました。


500Xのラゲッジルームに収まるピクニックバスケット。

ピクニックバスケットのお披露目会


イタリアンレストラン「オット エ セッテ オオイタ」で開催されたピクニックバスケットのお披露目イベント。


フィアットによるオリジナル ピクニックバスケット プロジェクトを紹介する発表イベントがイタリアンレストラン「オット エ セッテ オオイタ」で開かれました。同イベントではトークショーが行われ、西本さんをはじめ、鉄輪地域の魅力を発信している鉄輪ツーリズムの後藤美鈴さん、FCAジャパン マーケティング本部長 ティツィアナ・アランプレセが登壇し、地域のものづくりやピクニックバスケットに関して意見交換を行いました。


鉄輪ツーリズムの後藤美鈴さん(左)。地獄蒸しに使われるせいろにも竹と杉が使われています(右)。


別府・鉄輪に嫁いできて39年と、この地域に精通した後藤さんは、「“東の熱海、西の別府”と言われるぐらい別府温泉は全国的に有名ですが、その中で鉄輪温泉は湯治場として知られます。訪れた人が1週間や10日間といった期間を過ごす“湯治宿”や“貸間旅館”というのがあり、宿泊客が一度に食事をできる調理器具として、地獄釜が発達しました。竹製品はその地獄釜で地獄蒸しをするときに使われるせいろやざる、かごなどに使われ、鉄輪の人々にとって古くから身近な存在でした」と、この地域と竹の関わりについて説明してくださいました。


西本さん(右)とアランプレセ(左)。


西本さんは「ちょっと懐かしい雰囲気があり、モダンさも感じられる。そんな作品に仕上げられたかなと思います」と自身の作品についてコメント。するとアランプレセが「このピクニックバスケットを500や500X、Pandaに積んで、ピクニックに行ったり、ビーチに持っていったりとさまざまな使い方が楽しめそうです」とピクニックバスケットの完成に喜びのコメントを述べました。さらに「フィアットではブランドと500の誕生日を祝う恒例のピクニックイベントを7月に実施しており、今年はフィアットオーナーやそのご家族など1400人もの方々にご来場いただきました(関連記事)。来年のフィアットピクニックにはこのピクニックバスケットを持っていきたいと思います」と述べました。


こうして試作を経て完成したフィアットオリジナル ピクニックバスケット。ていねいに編み込まれた竹編みに赤と緑のレザーがあしらわれ、イタリアを象徴するトリコロールを構成しています。側面のレザー部分にはフィアットロゴの刻印も。また内側にはクロスが貼られ、さまざまなアイテムを収納できるようになっています。上質感があり、使い勝手もバッチリです。


完成したフィアットオリジナル ピクニックバスケット。最終版では、側面のレザーが赤と緑に統一されました。


なお、フィアットオリジナル ピクニックバスケットは、今後フィアットの各種イベントや、九州内のフィアットショールームに展示する計画も進行中です。ぜひ今後の展開にもご注目ください。


写真 荒川正幸

Fiat 500Xの詳細はコチラ

FIAT×MADE IN JAPAN PROJECTとは?

イタリアでは「アルチザン」、日本では「職人」と呼ばれ、

それぞれの優れた伝統文化とその技術を受け継ぐとともに、 日常の中で実際に使われ、愛される「ものづくり」に魂を込めている人々がいます。

イタリアの「ものづくり」文化を代表するFIATでは、 日本の文化ともっと交流し、もっとCuore(クオーレ:心)を通わせ合いたいとの想いから、

ひとつの特別なプロジェクトを立ち上げました。

それは、日本の「ものづくり」文化継承を目的にするNPO法人 「メイド・イン・ジャパン・プロジェクト」とのコラボレーションによって、 日本の優れた伝統工芸品に、新たな光をあてる活動です。

文化が出会い、心がつながり、笑顔を育んでいくこの取り組みに、 これからも、ぜひご注目ください。

詳しくはコチラ

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