シンガーソングライター、イラストレーター、俳優、フォトアーティストなど、様々なシーンで活躍するフィアットオーナーと、フィアットとの出逢いを描くプロジェクト「#MyFirstFIAT」。
その第5弾に、世界中から注目を集めるVRアーティスト・せきぐちあいみさんが登場。
先進技術とイマジネーションが融合したVRの魅力、そして愛車『500 TwinAir Lounge』への思いについて、詳しくお話を伺いました。
仮想空間に幻想的な世界を描くVRアート。革新的な技術と想像力が生み出すVRアーティストの中でも、いま大人気なのがせきぐちあいみさん。せきぐちさんとVRの出逢いはどのようなものだったのか、そしてVRの魅力とは何か、お話を聞きました。
「VRとの出逢いは、たまたま仕事の一環として体験したんですけれど、空間に立体を描けるなんて魔法みたいって思って。すぐに、ハマりましたね。 それまで、タレントやYouTuber、ダンスやお芝居など、いろいろなことをしてきたんですけれど、VRとの出逢いは特別でした。最初は、落書き程度でしたね。星空と東京タワーとかを描いたりして。その後、制作した作品をSNSに載せたら、世界中から問い合わせをいただくようになって。初めて、ちゃんと描いた作品は日本庭園。元々、日本文化が好きなのと、日本庭園への興味から描いてみたんですけれど、制作してみて改めて感動。庭園って、全体が把握されていて、どこから見ても美しくなっている。それを現実の世界で表現できている庭師の方の頭の中に、とても興味を持ちました」。
「VRの魅力は、キレイな絵を描くことよりも、現実にはない世界を創れるという新感覚だと思っています。しかも、360 度、空間すべてがキャンバスになるし、自分が生み出した世界に入ることもできる。 “こんなの、いままでなかった”“まるで、夢の世界”という風に、心の奥から楽しめる感覚が、とても好きです。感覚的に楽しめるものだから、まだVRの世界に触れたことのない人でも、言葉とか年齢とか性別とか関係なく、多くの人に楽しんでもらえると思います。
私は、自分が描いた世界が、多くの人に新しい体験をするきっかけになれたらいいなぁと思っています。いい作品を創りたいということよりも、人に何かを与えられる作品を創りたい。上手に描くことはもちろんですが、自分自身の想像力を最大限に発揮して、これまでに見たことのない世界を創っていきたいと思っています」。
先進テクノロジーを駆使して描き出すVRの世界には、トラブルや問題もいろいろなことがあるよう。これまでの活動の中で、思い出に残っているエピソードについて伺いました。
「以前、海外でライブペインティングをする機会があったのですが、会場の屋根の真ん中が空いている施設だったんです。当日、お天気が悪くなる可能性があったため、機材トラブルを危惧して、スタッフから事前に私がライブペインティングしている姿を撮影して、ライブペイント中は描いているフリをしないかって言われたんです。でも、それは絶対イヤ。それを1度でもやったら、いままでやってきたことが、全部嘘だと思われる。私は、機材も含め、リアルタイムでこんなすごいことができるっていうことを伝えたい。描いているフリなんかしたら、絶対嘘だって分かるし。結果的に、ライブペイントが上手くいって、とても良かったです。
私は、人を驚かせたり、楽しいって思ってもらえることが本当に好きなので、会議室のようなところで数人の方に見ていただく時も、大きな会場で何万人もの方に見ていただく時も、同じ気持ちでパフォーマンスしています。どちらも同じくらい緊張するし、逆に大きな舞台でもガチガチになり過ぎることもないんです」。
「#MyFirstFIAT」プロジェクトのムービーで、愛車の『500』と海底をドライブするVRアートを制作したせきぐちあいみさん。このアートを生み出す上で、どのように発想を膨らませたのか、お聞きしました。
「私にとって、500は初めてのマイカー。これまでにもいろいろなクルマに乗ったことはあるのですが、ドライブしている時のこのワクワク感は、いままでに感じたことのないものでした。これって、とても感覚的なものなので、言葉で伝えるんじゃなくって、VRで視覚的に伝えられたらなぁと思って、今回の作品を制作しました。
500は、いつも私を知らない世界へ連れて行ってくれる。でも、海の中をドライブするって、さらに非現実じゃないですか。海の中に入って行って、さらにその中に別世界が広がっている。500が、私をイマジネーションごと、夢のような世界に連れて行ってくれるっていう感覚をVRで表現しました」。
「人に新しいよろこびを伝えるきっかけになれることに、ものすごくやりがいを感じています。子供はもちろん、自分より長く生きている方々に、まだ見ぬ世界を伝えるきっかけになれるって、すごく光栄なことだと思っています。
私の作品やパフォーマンスが、みなさんの想像力を広げるきっかけになれたら、とてもうれしいです。VRという新しいテクノロジーを使うことで、新しい体験を与えられる。そんなVRアーティストという仕事と出逢えて、本当によかったと思っています」。
世界中からオファーが絶えないせきぐちあいみさん。これから、どのような目標に向かって走っていくのだろう?今後の展望について語っていただきました。
「自分が創った新しい世界で、人間の想像力の限界を超えていきたい。それが、私の人生の目標かな。それを常にアップデートして、世界中で実現したいです。そう言いながら、いま世界各国からオファーが来ている状況が、まだ信じられないんですけれどね(笑)。
結局、私は人に楽しんでもらうことが生きがいなんです。いまは、人を楽しませることを目標にしいているけれど、今後はみんなに何か新しい衝撃を与えたい。それが、老若男女、世界、動物、もしかしたらまだ見ぬ宇宙の生物とか。それくらいの範囲まで、楽しんでもらえたらうれしい。大それた目標ですけれど、自分の人生はそんな風に使いたいですね」。
自然からVR作品の発想を膨らませることも多いというせきぐちさん。実際に、どのようなところからヒント得ているのか、お聞きしました。
「自然って、インスピレーションを広げるのに1番の教材だと感じています。本やインターネットの資料だと、どうしても平面でしか見ることができないじゃないですか。でも、VRは3Dで描くので、細かなところまで見たいんです。そのため、実際に見に行くことはとても大事だと思っています。
また、写真って、いいところだけを切り取るじゃないですか。でも、実は地面とか見上げた景色が大事だと思っているんです。桜の花びらが散って絨毯みたいになっていたり、月明かりが美しかったり。自然が織り成す表情っていうのは、別の世界に来た感じがして、本当に大好きです。
あと、滝を見に行くのも好きなんですけれど、周りに生えている苔とかシダとか、バランスを計算して庭師が植えたような生え方をしているんです。自然の才能に、心から感激しています。理屈では説明できないものに、心を惹かれますね。そういう感動をVRで表現したい。
今後は、匂い、触覚、音など、五感のすべてを刺激する別世界を描いていきたいと思っています」。
念願の愛車『500 TwinAir Lounge』を手に入れた、せきぐちあいみさん。フィアットオーナーとなったいま、自身の『500』といっしょに過ごすカーライフは、どんなものなのでしょうか?
「500って、乗った瞬間から、ずっとワクワク。そういう気持ちになるクルマって、いままで出逢ったことがなくて。ドライブしている間、別世界に連れて行ってくれる感じがあるんですよね。インストルメントパネルとか、ハンドルとか、全部のデザインがステキ。いまの時代、豪華だったり、高級だったり、そういうクルマはたくさんあるけれど、ハートをワクワクさせてくれるクルマって、そんなに多くないと思うんですよね。
500は、昔から受け継がれているクラシカルな部分と、最新の技術とか快適さが同居している。
そういう点が、私自身がやっていることとか、やりたいことのイメージにとても近くて、すごくシンパシーを感じています」。
「私は、VRアートやっていく上で、最新のテクノロジーを使いながら、人の手だからこそ表現できる温かみとか、エモーショナルな部分とか情緒とか、そういうものを載せられたらいいなぁと思っています。洗練さとフレンドリーな雰囲気、その両方がある人になりたいですね。まるで、フィアットみたいな人に(笑)」。
「500をひと言で言うと“人生を豊かにしてくれる乗り物”。知れば知るほど、好きになるという感覚がありますね。クルマがドライバーに寄り添ってくれるというか、自分の一部みたいな関係性というか。この500の楽しさを、もっともっとたくさんの人に感じてもらいたいですね。
初めてフィアットのディーラーさんに行く前、私もハードルの高さを感じていたんですけれど、行ってみると全然違って。親身になって相談に乗ってくれるし、すごく優しく親切に対応してくれる。
クルマは高価な買い物なので、試乗や近くで見ることが、とっても大切だと思います。ちょっとでも気になるモデルがあったら、みなさんもぜひディーラーさんに行ってみてくださいね」。
最後に、フィアットファンのみなさんにメッセージをいただきました。
「フィアットは、私の世界をとっても広げてくれました。そんなフィアットの魅力を知っているオーナーの方やファンの方たちを自然と仲間だと思って、SNSをチェックさせていただいています。なので、イベントなどで、みなさんとお会いできることを、とても楽しみにしています。人生を豊かにしてくれるステキなクルマでつながっている仲間として、みなさんと仲良くできたらと思っています。これからも、応援よろしくお願いします」。
仮想空間上で絵を描く”VRアート”に魅せられ、2016年からはVRアーティストとして活躍中。
日本はもちろん、アメリカ、ドイツ、フランス、ロシアをはじめ、世界各国でアート制作やライブペインティングを展開。
トレードマークのレザーコスチュームに身を包み、VRアートを描くパフォーマンスは、国内外を問わず大きな注目を集めている。
せきぐちあいみさんがVRの世界を描く「#MyFirstFIAT」はコチラ
せきぐちあいみさんの愛車『FIAT 500』の詳細はコチラ
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