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EVだから購入したというより、気に入ったクルマがたまたまEVだったんです 鬼頭さんの『500e』ライフ

親子兼用で使うクルマとして『500e』を所有して約2年という鬼頭さんファミリー。聞けば『500e』はEVの購入を検討して選んだのではなく、デザインなどに惹かれて衝動的に購入されたのだとか。充電は自宅のコンセントから引っ張る家庭用の100V電源をメインに使用。これといった不便は感じることなく、楽しいカーライフを送られている模様です。そんな鬼頭さんファミリーの『500e』ライフを覗かせてもらいました。   自宅の100V電源とコインパーキングの200V充電を併用   『500e』を購入された経緯を教えていただけますか。   礼紗(らいさ)さん 「実は以前からフィアットとアバルトが好きで、アバルトの 『124 スパイダー』や『595』に乗っていたんです。それで『595』を所有していたときに、いつもお世話になっているディーラーさんで『500e』が展示されているのを見て興味を持っていたところ、1日貸していただく機会があったんです。もちろん、その時点では買う気はなかったんですよ。ところが母と2人で『500e』に試乗したところ、乗り心地はいいし、見た目もかわいらしく、おまけに独特の青みを纏ったセレスティアル ブルーのボディカラーが光の当たり加減で色や顔付きが変わるのが気に入って、“これすごくいいね”と母と2人で意気投合してしまったんです。実は『595』はまだ所有して数ヶ月しか乗っていなかったんですけれど、“買っちゃおうか!?”となりまして(笑)」   真由美さん(お母さん) 「もう、見た目がすごくかわいいし、色も素敵で。完全に一目惚れでしたね」   お母さんの真由美さん。   走りで特に印象に残ったのはどのあたりですか?   礼紗さん 「このサイズのクルマにしてはよく走り、必要十分な性能を持っていると感じました。バッテリーが床下に置かれているおかげで重心が低く、運転の楽しさもありましたね。電気自動車としては飛び抜けて速いとか航続距離が長いというわけではないんですけれど、母と兼用で使うクルマなので、何かが突き抜けているより、使いやすさ、乗りやすさなどのバランスが取れた『500e』がいいと思ったんです」   真由美さん 「乗せていただいたところ、ワンペダルで扱えるところもよかったです」   鬼頭さんの愛車はオープントップの『500e OPEN』。   最初から電気自動車が欲しかったわけではなかったのですね。   礼紗さん 「まったくなかったです(笑)。うちは自宅に充電環境が整っているわけでもなかったので、電気自動車が欲しかったというよりは、たまたま気に入ったクルマが電気自動車だった、という感じですね。充電については何とかなるだろうということで、完全に勢いで買ってしまいました(笑)」   『500e』の充電口。家庭用の100Vや200V、ならびに急速充電に対応しています。   充電はどうされているのですか?   礼紗さん 「普段は自宅の100V電源で充電しています。家の開口部から充電コードを外に出し、クルマに繋いで充電しています。遠方に旅行に行く時は急速充電を使用したり、出掛けた後に電気残量が大幅に少ない時には家の近くに200V充電器が備わった駐車場があるので、そこに駐車して翌日の朝に取りに行くなど工夫して使っています」   >>>次ページ 年間走行距離は5000〜6000km   […]

『500e』に乗る校長先生の髭に込められた思い。遠藤さんの『500e』ライフ

静岡県・浜松市で開催されたフィアットピクニック2023に『500e(チンクエチェントイー)』で参加されていた遠藤一義さん。ミネラル グレーのそのクルマは、よく見ると関東のナンバープレートを付けていて、遠方から奥さまとお越しになられていた模様。お話を伺うと、ご職業は中学校の校長先生をされているそうです。納車から丸1年が経過したタイミングで、遠藤さんにお話を伺いました。   試乗はほぼ不要だった   まずはEVを購入されたきっかけを教えていただけますか? 「もともとEVには興味があったんです。ただ、具体的に欲しい車種があったわけではなく、世にあるEVを見渡してもピンとくるモデルはありませんでした。そうしたなか、フィアットからEVが登場すると知り、ネットで調べてみました。そしてその姿を見たときに、とてもかわいらしく、自分が欲しいと思っていたクルマのイメージにピタっと重なる感覚を覚えたのです。それまでのクルマから乗り換えの時期が近づいていたタイミングだったこともあり、さっそくフィアットのショールームに足を運びました。そこで試乗をさせてもらい、即予約に至ったという経緯です」   『500e』オーナーの遠藤さん。   試乗してどのように感じられましたか? 「正直、乗らずともデザインを見ただけで、もう心の中は決まっていましたね(笑)。もともとガソリン車の『500(チンクエチェント)』も気に入っていて、いつか乗ってみたいと思っていた程でしたので。『500e』には、その面影が残りつつも、フロントライトがちょっと眠たそうな目に見えて、愛嬌があっていいなと思いました。ですから一応試乗はしたものの、それで気持ちが変化することはまったくなかったんです。もう“これにしよう。決めた!”と、そういう感じでした(笑)」     走らせてみて印象に残ったことはありましたか? 「乗ってみて、まず静かなことが印象的でしたね。“本当にこれで走り出すの?” という不思議な感覚でした。いざ走り出すと、アクセル操作にダイレクトに反応するじゃないですか。あ、電気自動車ってこういう感じなんだと、すごく新鮮でしたね。あの感覚は乗ってみないとわからないものだと思いました」 ご自身のクルマが納車された時はいかがでしたか? 「印象的だったのは、ボディカラーですね。ミネラル グレーのこの色はカタログのみで実車を見たことがなかったんですよ。それで納車の時が初対面だったのですが、見てこれは正解だと思いました。とても気に入りましたね。ディーラーの方にも“すごくいい色ですね”と言ってもらえましたし、フィアットピクニックのとき、帰りにお会いした方から“いい色ですね”と話しかけていただけたのも、とても嬉しかったです」     納車されて最初に何をされましたか? 「まず、納車のときにディーラーの前で記念写真を撮りました。それから自宅に乗って帰り、まずは充電を試しましたね。納車待ちの期間に自宅に200Vの充電用コンセントを付けてもらったんですが、それがちゃん機能することを確認しました。自宅はオール電化で夜間の電気料金が安くなる契約をしているので、充電の設定を深夜11時から5時までにし、それからはクルマで出掛けては帰ってきて充電するという生活が始まりました」     聞けば遠藤さんは、校長先生という立場ゆえ、学校の朝礼などで全校生徒の前で話すことも多いとのこと。時には環境問題について語ることもあるそうです。 「自分一人が電気自動車に乗り換えたところで、環境への貢献はごくわずかだとは思いますが、それでもやはり、個々が動かなくてはいけないと思います。私も子ども達に温暖化について話すこともあるので、じゃあ、自分には何ができるかというところで、電気自動車を選択したのも『500e』を選んだ理由のひとつにあります」   >>>次ページ 先生にとって特別なもの […]

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毎年恒例!世界最大級のフィアット祭りFIAT PICNIC 2023レポート

10月28日(土)に『FIAT PICNIC 2023』が開催され、静岡県のボートレース浜名湖に全国各地からフィアットとアバルトが集結しました。今回で14回目となる『FIAT PICNIC』は、900台以上のフィアット・アバルト、そして約2,000名を超えるフィアットオーナーをはじめ、フィアットファンやお友達が参加。会場内に設置されたさまざまなエリアやステージの模様から、参加者インタビューまで自動車ライターの嶋田智之さんにレポートしていただきました。     快晴のボートレース浜名湖で『FIAT PICNIC 2023』がスタート! 10月28日、快晴の土曜日の朝7時半。静岡県湖西市のボートレース浜名湖対岸駐車場に僕たち取材チームが到着したときには、すでに色とりどりのフィアットが集まって整列しはじめていました。そこに到着するまでのロードサイドにあるコンビニエンスストアの駐車場でも、目につくのはフィアットばかり。対岸駐車場のまわりの道もフィアット、フィアット、そしてフィアット。イベントのスタートまで2時間半もあるというのに、その勢いです。     『FIAT PICNIC 2023』の開催日。世界最大級といっても過言ではない年に一度のフィアットのお祭りを、フィアット乗りたちがどれだけ楽しみにしていたかが伝わってきます。       続々と会場に入ってくる『NUOVA 500』『500』『500C』『500e』『500X』『Panda』『Doblò』といったフィアットたち、そしてアバルトたち……。年に何度かしか会えない遠方の仲間や日頃はSNSで親しく交流しているフィアット仲間たちの輪がたちまちあちこちに生まれ、見ているこちらも嬉しくなるほどの笑顔の花が次々と咲きはじめます。今回は毎年恒例となっているこのイベントの当日の様子を、お伝えしていきたいと思います。ただし、コンテンツがたっぷり過ぎるくらい用意されているイベントなので、駆け足での紹介になってしまうことをご了承くださいね。         午前10時になると、会場の最も奥にあるメインステージが一気に賑やかになりました。オープニングセレモニーのはじまりです。カウントダウンに続いて、ジャズ・サックス・カルテットバンドのサキソフォビアによるオープニングライブ。ホーンによる独特のアンサンブルが会場の気分を一気に高めてくれます。そして昨年に引き続きMCをつとめるお笑い芸人・レギュラーの思わずクスリとさせられてしまう軽妙なトークとともに本格的にイベントがスタート。途中から女性の声が加わったと思ったら、Stellantisジャパン株式会社のフィアットブランドマネージャー、熊崎陽子さんです。レギュラーのおふたりに負けていないよく通る声と明るく軽快なトークに、ステージ前に陣取ったフィアット乗りたちは思わず笑顔に。   ▲サキソフォビア   ▲レギュラーとフィアットブランドマネージャー 熊崎陽子氏   続いて、Stellantisジャパン株式会社の打越晋社長のご挨拶。打越社長は昨年の11月に就任されたので、このイベントには初めての参加です。 打越社長「FIAT PICNICは、ステランティスのイタリア3ブランドの中でも最も大切なイベントのひとつ。こういう素敵な場所に来ることができて、本当に本当に嬉しく思っています。みなさん、ご参加くださって、本当にありがとうございます。14回目となる今回は900台以上にご来場いただきまして、おそらく約2,000名を超えるお客様にご参加いただいています。今回は“友達といっしょ”ということをテーマに、我々のスタッフが一生懸命考えてみなさんといっしょに楽しんでいけるように頑張って、いろいろな催しを準備してきました。フィアットを愛してくださっているみなさまに、よりフィアットを、よりイタリアブランドを愛していただきたいという想いで、ステランティスのスタッフ一同で最大限サポートさせていただきます。今日の1日をたっぷり楽しんでいただければと思います」     挨拶の最後には、「スタッフは準備をがんばってきたけど私は何もがんばってこなかったので、社長特別賞を用意することにします」と、ユーザーのお好みに合わせてカスタマイズできる15万円相当のオーダーメイドジャーニーが贈られるSNSイベントについてのお知らせが。その次の瞬間にスマートフォンをポケットから出す人の姿の何と多かったことか。 そして、ステージを中心に参加者全員での記念写真を撮影した後は、ステージと会場に点在する各コーナーで、さまざまな催しが繰り広げられることになりました。     オープニングセレモニーに続くステージイベントは、『Tasty FIAT!×ファビオ飯 トークショー』。“ファビオ飯”のファビオさんはご存知のとおり、フィアットの公式アンバサダーであり、ご自身のYouTubeチャンネルでは登録者数50万人以上を集める人気のシェフです。イタリア車好きは十中八九、イタリア料理好き。YouTubeや著作を通じてイタリア料理の作り方をわかりやすく教えてくださるシェフの登壇とあって、会場にいたフィアット乗りたちが大注目していた様子は強く記憶に残りました。イタリアと言えば“クルマ”と“食”ですからね。気持ちはよくわかります。   ▲ファビオさん   続いて『デコレーションコンテスト』の紹介。こちらは自分の“相棒フィアット”を思い思いにデコレーションした8台がステージの両翼に並べられ、会場にいる人たちによるSNSからの投票で最優秀賞が決まるというもの。そのエントリー車両が1台ずつ紹介されていきます。       少し休憩をはさんで、『FIAT川柳入賞作品発表&表彰式』。“女性の活躍”をテーマにした川柳を事前に募集し、このステージで優秀作品にStellantisジャパンのマーケティングダイレクター、ジェイミー・アンさんから賞品が手渡されました。今年は“羽曳野のルパン三世さん”の「フィアットが 似合う女と 自画自賛」が最優秀賞です。     ▲マーケティングダイレクター ジェイミー・アン氏 […]

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EVに特化したイベントに『500e』が参加!『EV:LIFE FUTAKOTAMAGAWA』イベントレポート

自動車専門誌『ル・ボラン(LE VOLANT)』が、東京・世田谷の二子玉川ライズで2023年3月18日・19日に開催した『EV:LIFE FUTAKOTAMAGAWA』。フィアットは、国内デビュー1周年を迎える『500e』で参加。EVでは現在唯一、ルーフが全開する『500e OPEN』の展示から、『500e』の魅力が体感できる試乗体験会まで、多くの人々が最新の『500』に触れた模様を報告します。   EV唯一のカブリオレ仕様『500e OPEN』をご紹介 数多くのショップやレストラン、さらには映画館まで備える『二子玉川ライズ』。その中央を貫くガレリアと中央広場に、およそ15の国内外自動車メーカー&ブランドの“エレクトリックなクルマ”が一堂に会する『EV:LIFE FUTAKOTAMAGAWA』が開催されました。 本イベントを主催する自動車専門誌『ル・ボラン』は、環境意識の高まりに合わせて注目が集まりながらも、まだ少し距離があると思われがちなEV(電気自動車)をより身近に感じてもらうため、3年前から『EV:LIFE FUTAKOTAMAGAWA』を開催しています。     2023年の今年、フィアットは国内デビュー1周年を迎えるEV『500e(チンクエチェントイー)』とともに参加。思えば、週末のショッピングを楽しむ人々が行き交う中で、電気自動車だけでモーターショーが実現できるのは、新たな時代の到来という他にありません。   ▲『500e OPEN』     ここで、改めて『500e』をご紹介します。2022年4月5日に日本国内で発表されたコンパクトカーは、1957年の登場から環境に配慮し、小さい排気量、小さいサイズで開発された『Nuova 500』(愛称は、イタリア語で“500”を意味する“チンクエチェント”)の流れを汲む電気自動車です。現行の『500』とそっくりですが、EV化に伴ってすべてを一新。ボディも『500』の全長3,570㎜に対して60㎜長くなったものの、世界中で愛される『500』の可愛らしさは、新たなルックスで表現されました。 展示車両は、現在のEVで唯一ルーフが全開する『500e OPEN』。カブリオレ仕様は誰にとっても興味深かったようで、特に小さな子供たちから歓声が上がっていました。     特に女性に伝えたい『500e』の魅力 来場者の興味を引き続けたフィアット展示ブースでは、ノベルティグッズを提供するキャンペーンを実施。また、展示車両にフォーカスするコーナーでは、モータージャーナリストの竹岡圭氏と、フィアットブランドマネージャー、熊崎陽子氏による『500e』の紹介が行われました。     ▲キャンペーン参加者にプレゼントされたフィアットのノベルティグッズ   ▲モータージャーナリスト 竹岡圭氏(左)と、フィアットブランドマネージャー 熊崎陽子氏(右)   「たくさんの方々に『500e』を気に入ってもらえたら」 こちらは、展示車両の紹介を終えた後、ミネラル グレーをまとった『500e OPEN』が常に誰かに触れられている姿を見守っていた熊崎氏の言葉です。 「二子玉川ライズがある世田谷の住宅街を、環境に優しい『500e』がきびきび走り回る姿をイメージしていただけるとうれしいですね。EVの場合、バッテリー切れが気になる方は少なくないと思いますが、航続距離は355㎞なので、『500e』が得意とする街中でのドライブを安心して楽しんでいただけます」 今回の展示車両に『500e OPEN』を選んだのは、次のような実績があるからだそうです。 「『500』にも『500C TWINAIR DOLCEVITA(チンクエチェントシー ツインエア ドルチェヴィータ)』というルーフが開くカブリオレモデルがありますが、ラインナップ全体では2割の支持率です。それが『500e』になると、カブリオレモデルの『500e OPEN』は5割の支持率となっています。私たちも予想しなかった結果ですが、EVであってもルーフが開く自由を求める方が少なくないのだなと実感しているところです」     『500e』の認知度向上に関して、熊崎氏からはもう一つ興味深い数字の話を聞きました。 「この可愛らしいデザインとコンパクトなボディサイズから、『500』は女性オーナー比率が5割に達しているんですね。ところが、まもなく発売1年を迎える『500e』は、男性オーナーが8割を超えています。もちろん、『500e』がお宅にあればご主人も奥様も運転されると思いますが、名義で調べていくとそのようなデータになります。この結果に鑑みると、女性はまだEVを遠巻きに見ていらっしゃるのではないかと。そこに近寄りがたい何かがあるなら、私たちは距離を詰めてもらえる努力を続けていきます。コンパクトで経済的なクルマであること。そしてまた『500e』は安全装備が充実していること。そうした情報は、このようなイベントや、4月から始まるデビュー1周年キャンペーンで、特に女性に伝えていきたいです」   次のページ:【EVである前に『500e』】 […]

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『500』は電気自動車になっても楽しい|FIATオーナー紹介

『500 TwinAir』を含め、さまざまなクルマを乗り継ぎ、現在は『500e』オーナーの服部美樹(はっとり・みき)さん。「次に乗るクルマは電気自動車と決めていた」という服部さんに、その理由や『500e』に感じている魅力について、自動車ライター・嶋田智之さんがお話を伺いました。   ガソリンで走るクルマとは違う、新しい乗り物として乗ってみたい 「私、クルマのこと、本当にうといんですよ。今回のお話をいただいてから『fiat magazine CIAO!』の記事をいろいろ拝見したんですけど、みなさんのようにお役に立てるかどうか……」 今回ご登場いただく『500e』のオーナー、服部美樹さんのお言葉です。とはいえ、最初の愛車は欧州車風味の国産ハッチバック、次は軽自動車のオープンスポーツカー、そして英国の小型車を新車で購入し、レストアや息子さんが乗っていた期間の9年間は『500 TwinAir』に乗り、2台を手放して昨年からは『500e』を愛車に、という車歴です。インタビュー取材に同行されていたご主人、桂三さんの手厚いサポートもあったようですが、それでも本当にクルマがお好きなのだということがはっきりわかります。   ▲服部桂三さん、美樹さん   まずは最大の関心事、なぜ『500e』を選んだのかということから訊ねてみることにしました。 「次は電気自動車、って決めていたからです。フィアットの電気自動車が発表されたときに、絶対これにしようって思ったんですよ」   ▲『500e』   電気自動車は増えてきているとはいえ、まだ少数派。なぜ次は電気自動車に、って思われたのですか? 「私、ガソリンを自分で入れられないんですよ。昔はガソリンスタンドの人がやってくれたでしょ。今はセルフが多くなって、私が自分でできないから、主人が毎回入れに行ってくれていたんです。それがなんかちょっと申し訳ないなと思って……」 たしかにそういう方もいらっしゃるよな、入れられるけどちょっと怖いという方も含めて……と思っていたら、桂三さんが補足してくださいました。 「妻は昔、ガソリンをかぶっちゃったことがあるんですよ。それがトラウマになっているみたいで」     話を伺うと、タンクの構造を理解してないスタンドの店員がセルフ式に慣れていない美樹さんに入れ方をレクチャーし、それがもとでアクシデントに見舞われてしまった模様。出先でガソリンを浴びるなんて、さぞかしつらい体験だったことでしょう。 「なので、ずっと電気自動車を買おうって考えていて。フィアットから『500e』が発表されて、まだ日本に入ってきていなかったときから決めていました。ガソリンは怖くて入れられないけど、電気自動車は充電ソケットをカチッて挿すだけですから(笑)」 航続距離や充電環境の観点で抵抗感がある人もいるようですけれど、そういうのは……? 「なかったです。むしろガソリンで走るクルマとは違う、新しい乗り物として乗ってみたいな、と思っていました」     電気自動車だと『500e』のほかにも選択肢があったと思うんですが、なぜフィアットに? 「絶対に次は電気自動車にしたかったから、実は一度だけ別の電気自動車を試乗したことがあって、そのときにはこれはないなって思ったんです。ルックスも好きになれなかったし、走ってもあんまり楽しくないし、値段にも見合ってないし。いろいろと未来的だけど、なんだか落ち着かなくて。その後に『500e』が発表されて、これだって思ったんです。それから日本に入ってくるのをずっと待っていました。実車も見ないで注文しちゃったぐらいですから」   今までのクルマにはなかった運転の楽しさ   去年の10月に納車されたということですが、初めて『500e』に乗ってどんなことを感じましたか? 「楽しいな、って思いました。まず、加速が気持ちいいですね。『500 TwinAir』もよく走ってくれたけど、『500e』はもっといいです。信号が青になって発進するときに、ほかのクルマを置いて自分だけビューンって行けちゃうのは気持ちが良いな、って思いますね。クルマが軽々と走ってくれるんですよ。足元がちょっと硬い感じがするけど、それが不快というわけじゃなくて、曲がり方がしっかりしているように感じます。自分が操作して、こうなるだろうって思っているとおりに走ってくれますよね。長年乗った前のクルマは身体の一部みたいなところがありました。サイズも本当にコンパクトだったし、クルマがぜんぶ自分についてくる。『500e』にもそういうところがありますね。だから走っていておもしろいです。私は好きですよ」 「基本、小さくてキビキビ走るクルマが好きみたいです。これまでのクルマも全てそうだったから」 と、これは桂三さんによる補足。     「私、アクセルを踏んだらビューッっていけるクルマが好きなんです。でも、スピードは出さないんですよ。逆に自然とゆっくり走るようになっちゃって(笑)。最初の出だしがすごく気持ちいいからビューッっていくこともあるけど、そこからは法定速度で充分。普通のエンジンのクルマとは違うところがあって、例えば、アクセルを踏んだり戻したりっていうのが楽しい。普段はノーマルモードじゃなくてレンジモードで走っているんですけど、そのときのアクセルひとつでグーッと加速したり、グーッとスピードが落ちる感じがいいんですよね。レンジモードでは停止までいくので、狙ったところでピタリと停めるようにアクセルの戻し方を調整したり。そういうのがおもしろいんです。今までのクルマにはなかった運転の楽しさですよね。そういう電気自動車ならではの運転の楽しさ、みたいなのを味わっている時間があって、そっちに気持ちが向いているから、ぜんぜんゆっくりでいいんですよ。たまに、電気自動車はないなって言っている人もいますけど『500』は電気自動車になっても楽しい。乗る楽しさはものすごくあると思います」       普段『500e』にはどんなふうに乗ってらっしゃるんですか? 「乗りたいとき!(笑)。でも、本当に普通に乗っています。ショッピングモールの買い物とかに乗って行きますし、ちょっとお出かけするときや、趣味でやっていることで少し距離があるところまで走ったりと、普通の使い方ですね。通勤にも使っていますよ。でも、勤め先がすごく近いので、ぜんぜん距離が伸びないんです。家で100%まで充電して、100%のまま帰ってくることもあるくらい(笑)。もっと乗りたいんですけど、なかなか遠くまでいく用事がないんですよね」   次のページ:【『500e』は人に優しい運転をしたくなる】 […]

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新横浜プリンスホテルで今年も開催!フィアットとコラボレーションしたアフタヌーンティーでピクニック気分を楽しもう。

昨年大好評を博したフィアットと新横浜プリンスホテルのコラボレーションが、3月1日より登場!現在、全国15箇所のプリンスホテルで開催されている『Buono! Buono! ITALIA Fair 2023』の一環として、新横浜プリンスホテル42階の『トップ オブ ヨコハマ バーラウンジ』でフィアットをモチーフとしたオリジナルメニューが楽しめます。今年は、アフタヌーンティーに加えて、フィアットコラボレーションドリンクを2月1日からご提供。フィアットファンにとっては、心が弾むスペシャルな催しです。   『500e』の魅力を間近でチェック! 今回のコラボレーションでは、新横浜プリンスホテル1FのロビーではフィアットのEV車(電気自動車)『500e OPEN(チンクエチェントイー オープン)』と『500e POP(チンクエチェントイー ポップ)』がゲストをお出迎え!独創的なデザインと好奇心をくすぐる走りで多くの人々を魅了してきた歴代の『500(チンクエチェント)』。その遺伝子を受け継いだ『500e』は、サステナブルな社会の実現に向けて誕生した新時代のアイコン的存在です。   ▲『500e OPEN』(左)、『500e POP』(右)   『500』の愛らしくも洗練されたスタイリッシュな佇まいはそのままに、インテリアの一部にリサイクル素材が活用されるなど、イタリアの先進的かつ美意識の高いものづくりの精神が息づく『500e』。その魅力を間近に感じられる機会となっています。※車両展示は2月1日(水)から3月26日(日)まで。   次のページ:【コラボレーションアフタヌーンティーご紹介!】 […]

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クルマの走らせ方、楽しみ方が変わった|FIATオーナー紹介

若い頃から熱心なクルマ好きで、車歴にはスポーツ志向の強いクルマが多かったという保坂光男(ほさか・みつお)さん。現在も、サーキット仕様のクルマやスーパーカーを所有する保坂さんが『500e』に魅了された理由について、自動車ライター・嶋田智之さんがお話を伺いました。   今までで、いちばん運転しやすいクルマ『500e』 『500e(チンクエチェントイー)』は118psの最高出力と220Nmの最大トルクを発揮する42.0kWのモーターをフロントに搭載し、車両重量1,320kg〜1,360kgの車体を走らせます。最高速度は150km/hに制限され、0-100km/h加速タイムは9.0秒。スポーツモデルというわけではありませんが、『500 TwinAir(チンクエチェント ツインエア)』の0-100km/hが11.0秒であることを考えると、走りっぷりはなかなかのものといえるでしょう。 そのパフォーマンスは、スピードと慣れ親しんできたドライバーの目にはどう映るのでしょう? 今回お話を伺う保坂光男さんは、若い頃から熱心なクルマ好き。20代の頃は日本のスポーツモデル、それもカスタマイズを加えてパフォーマンスを高めたクルマで走りを楽しむドライバー。息子さんとのキャンプのために大柄な本格的SUVへと路線を変えていた頃もありましたが、30代ではドイツの、40代ではイタリアの、高性能モデルを乗り継いできています。そして50代となった現在は『500e』、サーキットを楽しむための『アバルト595』、さらにはいわゆるスーパーカーをも所有するエンスージアストです。   ▲保坂光男さん   「ずっと仕事を一生懸命がんばってきたのですが、それもこれもクルマ好きをなんとか続けたいがためでした」 車歴にあるのは、基本的には速いクルマ、高性能なクルマばかり。普段使いとして『500 TwinAir』に乗られていたこともありますが、それも程なくして『アバルト595』へと代わります。そうした極めてスポーツ志向の強い方が、なぜ電気自動車の『500e』に関心を持ったのでしょう? 「普段乗るつもりで『500 TwinAir』からアバルトに乗り換えたんですけれど、あまりに楽しすぎてサーキット専用にしてしまったんですね。それに僕は精密な部品加工を生業にしていて、リチウムイオン電池のための部品も作っているんです。バッテリーの製造には以前から関与していたので、手元に電気自動車やハイブリッドカーが1台ある方がいい。それならフィアットのEVがいいな、と思ったんですよ。だから最初は“体裁”ですね(笑)」   ▲『500e』   電気自動車そのものに興味があったわけでは……? 「なかったです(笑)。むしろ逆で、自分のライフスタイルには合わないと思っていました。ガソリンを爆発させて走るクルマが大好きだから、電気自動車っていうものにケチをつけてやろうぐらいの意地悪な気持ちもあったほどです。電気自動車っていうものにはほとんど期待はしていませんでした。ところが『500e』は、それをことごとく裏切ってくれるという……(笑)。この15年ぐらいの間に買った中で、いちばん乗り心地がよくて、いちばんスマートに走ってくれて、いちばん何の不安もなくて、いちばん運転しやすいクルマ。それが『500e』なんですよ。どこに行っても絶賛してしまう自分がいる(笑)。そして、推したいクルマのひとつになってしまった。電気自動車嫌いが電気自動車にはまってしまった。そんな感じです」     単に電気自動車というだけなら、ほかにも選択肢はあったと思うのですが? 「僕は、日常で乗るクルマには条件があって、コンパクトな作りであることが絶対なんです。でも、いくつかコンパクトな電気自動車に試乗してみたのですが、何かピンと来なかったんですね。そんなときに『500e』がデビューして、これは都合がいいぞ、と(笑)」     それは『500 TwinAir』や『アバルト595』で慣れ親しんだ世界観にあるクルマだから、ということですか? 「それはありましたね。実は実車を見る前に予約をしちゃったんですけれど、実車にはまったく違和感がありませんでした。ただ、自分が『500』に乗ってきたり『アバルト595』を持っているせいか、味というかクセというか、そういうところが強いのかと思っていました。けれどいい具合に洗練されていて、初めての人でも自然に運転できるクルマに仕上がっているんですよ。フィアットが電気自動車を作るとこうなるのかっていう、いい意味でのギャップは大きかったですね」   次のページ:【モーター駆動の瞬発力や力強さってすごいな、って思います】 […]

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クルマに乗るときのワクワク感を取り戻した|FIATオーナー紹介

さまざまなイタリア車を乗り継ぎ、現在は『500e』に加え、『500』も所有されている日高正博(ひだか・まさひろ)さん。その中でも日常生活では、ほとんど『500e』にお乗りという日高さんに、『500e』の魅力や過ごし方について、自動車ライター・嶋田智之さんがお話を伺いました。   『500e』の写真を見て、デザインがすごくいいと思った イタリア本国では2020年にデビュー、日本では2022年の6月に発売開始となった『500e(チンクエチェントイー)』。世界に向けてデリバリーされるプロダクションモデルとして、フィアット初のEV(電気自動車)となったモデルです。1957年に誕生して今も世界中で愛されている『Nuova 500』こと2代目『500』の世界観や存在感を新しい時代に向けて再解釈しなおした電気自動車として高く評価され、2代目『500』同様、世界中で愛される存在となっています。日本ではEVそのものの普及がゆっくりなこともあってまだ少数派ではありますが、この『500e』の存在が気になっている人も多いようです。 今回はいち早く『500e』との生活を楽しんでいる、日高正博さんにお話を伺いました。 日高さんは20代前半の頃からさまざまなクルマを乗り継いで来られましたが、そのほとんどがイタリア車。それもスポーティなモデルが中心でした。現在も世界のトップクラスのハンドリングを誇るイタリアンSUV、そして1.2リッターのFIREエンジンを積んだ『500(チンクエチェント)』を所有されています。イタリア車のべテランといえる方の目に、はたして電気自動車の『500e』はどのように映っているのでしょうか。   ▲『500e』   まずはガソリンエンジンの『500』について伺います。『500』の1.2ℓモデルは、ご自身のクルマとして購入されたんですか? 「購入したとき、僕は別のクルマを気に入っていてそれに乗っていたから、どちらかといえば家族用という感じでした。娘がちょうど免許を取ったタイミングだったんですよ」 娘さんが『500』のかわいらしいスタイリングを好きになって、とか……? 「いや(笑)。僕が半分むりやり決めちゃったようなものでした。しかも『500』が家に来たら、乗ると楽しいものだから、ついつい僕がそっちにばっかり乗ってしまうという……」   ▲日高正博さん   娘さんというよりお父さんが乗りたかったんですね(笑)。 「そうですね、完全に(笑)。でも、どうせ買うなら楽しいクルマがいいじゃないですか」 SUVと『500』があるのに『500e』を買われたのはなぜですか? 「娘が家を出ることになって、『500』を持っていくことになったんですよ。妻とふたりの生活になって、だんだん小さなクルマでも十分なんじゃないかと感じるようになってきたんですね。そんなときに『500e』の話を聞いたものですから」     電気自動車にはもともと関心があったんですか? 「1ミリもなかったです(笑)。というか、他社のEVの試乗に行ったことはあったんですけれど、おもしろいなとは思いつつも、自分が所有する、所有したいっていう気持ちにはまったくなれなかったんです。でもたまたま『500e』が発売されるという話を聞いて、ちょっと気になっていろいろと調べたんですね。僕は興味を持つとわりと調べたくなるタイプなので、そうしているうちに、これはいいんじゃないかな、おもしろいんじゃないかな、という印象がどんどん強くなってきたんです」     「加えて、ちょうど娘夫婦に子どもが生まれたタイミングで、『500』だと少しずつ大変になりそうだから、娘夫婦にSUVを渡して僕が『500e』に乗ればいいんじゃないかな、なんて思うようになったんです。妻に『500e』を買う説明をするための、後付けの理由だったんですけどね(笑)。『500e』が来た今になっても、まぁそこはいろいろ考えています。『500』が戻ってきても置いておくことはできるので、『500』が2台並んでもいいかな、とか」 EVにあまり関心がなかったのに『500e』には興味を持ったというのは、なぜですか? 「最初に写真を見て、デザインがすごくいいと思ったんですよ。『500』なのは間違いないけど古臭いわけじゃなくて、抜群に上手いですよね。今の自分の気分にピッタリはまるな、という感じでした。それでいろいろな情報を集め出して、海外も含めてインプレッションの記事とかを読んだり動画を観ていたりしたら、クルマとしてのクオリティーは高そうだし相当おもしろそうだなって思えたんです。モータージャーナリストの方々がほぼ絶賛で、みなさんも本当に気に入ったんだなっていうことが伝わってきたんです。電気自動車でそういうのって珍しいなって感じたんですよ。これは間違いないなって思いました」     オーダーをしたのはどのタイミングですか? 「発売よりずいぶん前でしたね。初めて実車を見たのがショールームにクルマが入ったタイミングで、試乗をさせてもらったら、直感は大当たりでした。ものすごくいいな、って感じました。不安があったわけじゃないですけれど、早くにオーダーを入れていた自分は正しかった、って思いましたね」   次のページ:【『500e』の満足度はどれくらい?】 […]

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浜名湖ガーデンパークに1,000台のフィアットが大集合!FIAT PICNIC 2022レポート

静岡県の浜名湖ガーデンパークに全国各地から1,000台を超えるフィアットとアバルトが集結し、『Nuova 500』生誕65周年を祝う『FIAT PICNIC 2022』が開催されました。会場中央にあるステージで行われたさまざまなコンテンツから、同時に開催されていたアクティビティまで、今回のイベントの模様を自動車ライター嶋田智之さんにレポートしていただきました。   FIAT PICNIC 2022にようこそ!   「みなさん、こんにちは!FIAT PICNIC 2022にようこそ!」 9月10日の朝10時。浜名湖ガーデンパークに、MCをつとめるお笑いタレントのレギュラーのおふたりの声が響き渡ります。フィアットファンのための恒例のイベントは、ここ数年はコロナ渦を鑑みて規模を縮小したり、かたちを変えたりしての開催でしたが、今回は例年どおりの大規模開催。受付けがはじまる30分前の朝8時には約900台を想定したメインの駐車エリアはほぼ埋まり、受付け開始と同時に長い列ができていました。みなさんがどれほどこの日を楽しみにしていたかが伺えます。のちに判ったことですが、この日この場に集まったフィアットとアバルトは約1,000台、参加人数も2,000人オーバー。フィアットのイベントとしては世界最大級といっていいでしょう。       開会式のステージにはフィアットのブランドアンバサダーをつとめるティツィアナ・アランプレセさん、ステランティスジャパンのマーケティングダイレクターであるトマ・ビルコさん、同じくフィアットブランドマネージャーの熊崎陽子さんが登壇。レギュラーのおふたりの思わずクスリとさせられてしまう軽快なトークでスタートし、それぞれご挨拶です。   ▲左から、レギュラーのおふたり、ティツィアナ・アランプレセ氏、熊崎陽子氏、トマ・ビルコ氏   まずはティツィアナさんが、今年が『Nuova 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)』のデビューから65年目となることにからめ、「私たちはずっとECOを大切にしてきました。今年からは『500(チンクエチェント)』に電気自動車ができたので、将来に向かってヘリテージを大切にしながら、サスティナビリティをもっと大切にしていきたいです」と、『500e(チンクエチェントイー)』の存在の重要性を伝えます。「このイベントはフィアットとアバルトのファミリーイベント。15年も続けてきたので、はじめの頃は小さかったお子さんもすっかり大きくなりました。フィアットに乗る人たちは若々しいです。心がとても若い。それはフィアットLOVEだから、ですね」とフィアット愛の強さをのぞかせました。     フレンチブランドに携わった時間が長いトマさんは、「初めてこのイベントに参加したんですが、朝からみなさんのポジティブなエナジーを感じて、とても感動しています。フィアットオーナーの人たちはすごい。熱いです」と、驚いていた様子でした。「私はまだ勉強しなきゃならないことがたくさんあるから、みなさん、私をつかまえていろいろ教えてください」という言葉には、拍手を送る参加者の姿も。 同じく初参加の熊崎さんも、「この日を楽しみにしていました。こんなにたくさんの色とりどりのフィアットを見て、みなさんの笑顔を見て、本当に感動しています」と、ニコやか。「これからもフィアットはサステナブルな活動と女性を応援し続けるブランドでありたいと思っています。ハッピーで楽しいイベントやキャンペーンを今後も企画していきます。楽しみにしていてください」と嬉しいコメントをくださいました。 そして開会式の最後に、参加者全員で記念撮影。地上からとドローンからの2パターンの撮影が行われました。数え切れないほどのフィアット乗りがギュッと集まる光景は圧巻です。     “誕生会”をテーマとしたコンテンツスタート! 記念撮影が終わると、いよいよイベントが本格的にスタート。まずは『FIAT♡PETSファッションコンテスト』です。今年のドレスコードは“誕生会”。フィアットのクルマたちが愛玩動物っぽいからなのか、あるいはペットっぽいからフィアットを選ぶのか。フィアット好きには動物好きが多いようで、愛らしい衣装で着飾ったワンちゃんたちの姿をやさしい笑顔で見つめる人の多かったこと。とてもフィアットらしいあたたかな催しだな、と感じました。     続いては『フィアット デコレーションコンテスト』。ステージの両サイドに5台ずつ、“Forever Young”をテーマにデコレーションされた『500』&『500X』が並んでいます。思い思いのセンスやアイデアで飾られたクルマたちはなかなか見もので、カメラを向ける人も多々。8月にインタビューさせていただいたフラワーアーティストの鵜飼桃子さんもお友達といっしょに参加していて、クラシック『500』を生花で彩った作品は注目を浴びていました。ほかにもルーフの上でピクニックを表現しているクルマあり、浦和レッズ仕様のクルマあり、人気キャラクターに変身しているクルマあり、と賑やかです。はたして栄冠は誰の手に……?       お昼になると、世界的なバイオリニストであり、フィアットの熱心なファンでもある古澤巌さんの生演奏がはじまりました。芝生エリアには参加者のみなさんがたくさんのテントを張っていたのですが、美しく澄み渡る感動的な音色に、ほとんどの人がテントから出て聴き入っていたほどでした。     ステージの裏でも大盛り上がり!出展ブースもご紹介 総合受付の近くに長い列ができていました。見に行くと、柴野大造さん率いる“MALGA GELATO”のジェラートが、参加者に配られていました。強烈に暑かったこの日、世界が認めた美味なるジェラートは、一服の清涼剤どころか天国に感じられたことでしょう。     ワークショップも人がひっきりなしです。間伐材から抽出した精油でアロマスプレー作りを体験できる『MEGURIWA』。ハーバリウム作りの『KEI FLOWER』、手染めバッグ作りの『山口屋染房』、木製カレンダーやペン立てを作る『ヒゲゴニア』といった、浜名湖ガーデンパークが展開するワークショップを招いたFIAT × HAMANAKOのコーナー。お子様たちが塗り絵を楽しめる『CIAO! BAMBINA ARIA』。体験というのは旅を何倍にも楽しくしてくれるもの。笑顔で手を動かす人たちで常に満員でした。   […]

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